名人戦第2局スタート 先手・藤井聡太王将 初手は飛車先の歩を突きだし

[ 2023年4月27日 09:17 ]

2手目を指す渡辺明名人(右)。左は藤井聡太王将(日本将棋連盟提供)
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 将棋の第81期名人戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)7番勝負第2局は27日午前9時、静岡市の「浮月楼」で始まった。

 今局の先手番は挑戦者の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋王、棋聖含む6冠=で、初手は飛車先の歩を突きだした。後手・渡辺明名人(39)は応手で角道を開けた。

 5、6日に東京都で行われた第1局は藤井が先勝した。

 現在名人戦3連覇中の渡辺がシリーズを制すれば通算4期目で、永世名人資格獲得(通算5期)に王手となる。藤井奪取の場合は史上最年少7冠と同時に谷川浩司17世名人(60)が持つ史上最年少名人(21歳2カ月)を更新する。

 持ち時間は将棋界最長の各9時間。午後6時30分に指し掛けとなり、28日に指し継がれる。終局は同日夜の見込み。

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