秋野暢子 違和感から半年でがん判明も冷静「テレビドラマのような状況にはならなかった」

[ 2023年4月27日 15:37 ]

秋野暢子
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 女優の秋野暢子(66)が27日、日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演し、食道がんが判明するまでのいきさつを説明した。

 昨年6月に受けた検査でがんが発見され、翌月のブログで「頸部食道がん【喉と食道に大小あわせて5個】ステージ3」と発表した。化学放射線療法による治療を続け、24日には自身のインスタグラムで、「鬼退治終了しました」と、治療の終了を報告していた。

 東京のスタジオから中継で出演した秋野。一昨年11月に受けた人間ドックと胃の内視鏡検査では、逆流性食道炎という診断を受けたという。12月には喉の違和感を覚えるようになったが、耳鼻科の診断では問題なし。「頸部の食道がんは見にくいらしい。頭頸科とか、専門のところで見ないと分かりにくいというのもある」と説明した。

 喉の違和感について、秋野は、喉を示しながら「ここに梅干しがあるような感じ」と解説。「ご飯を食べにくくなったのはだいぶたってからですけど、最初のうちはここに梅干しみたいなのがいるなって感じ。痛いことはなかった」と振り返った。「月日がたって6カ月かかったんですけど、後半は食べ物入りにくくて、スープ状のものを飲んだりしていました」と、食生活にも影響が及んだという。

 今年6月、かかりつけのクリニックで胃の内視鏡検査を受けたところ、大学病院を紹介され、検査で、ようやくがんであることが判明。がん専門の病院で、頸部食道、喉頭蓋、胸部食道に6つの重複がんが判明した。違和感から実に6カ月もの時間がかかった。

 告知を受け、秋野は「正直、やっと原因が分かったと思った。自分の中で悪くなっていくし、がんだと、なるほどと合点がいった。そうですよね、これはがんですよねと」と、原因が分かったことにむしろ納得した様子。「テレビドラマで言う、“真っ白になって、先生の言っていることが分からない”とか、“どうやって家に帰ったか分からない”というような状況にはならなかった。とっても冷静でした」と振り返った。

 健康にまつわる書籍を出版するなど、人一倍、健康には気を遣っていた秋野。「すごく健康に気をつけて生きてきたので、“何でやねん?”(という気持ち)はありました」と話しつつも、「落ち込んだりはしなかった。次の瞬間、どうやったら治るか?どうやったら治せるか?と気持ちが切り替わった」と、治療に対する前向きな気持ちが芽生えたことを明かした。

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