田崎史郎氏　谷氏の“うな丼発言”に「笑いを取ろうと…しかしながら国家公安委員長にあるまじき発言」

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　政治ジャーナリストの田崎史郎氏が27日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。谷公一国家公安委員長が25日の自民党議員のパーティーで、岸田文雄首相が訪れた衆院和歌山1区補欠選挙の演説会場に爆発物が投げ込まれた事件を巡り、視察先で警察庁から連絡を受けた後も「うな丼をしっかり食べた」とあいさつしたことに言及した。

　同僚議員のパーティーで「四万十でうなぎを楽しみにしていたが、食べようという時に電話があり、岸田首相に物が投げられたと。そういうことはあったが、うな丼はしっかり食べさせていただいた」と発言。笑いを誘ったとみられるが、谷氏は5月の先進7カ国首脳会議（G7広島サミット）の警備責任者で、警察庁は事件を受け、警護・警備体制を強化中。JR広島駅に直結する駅ビルでは25日、不審物騒動があり、利用客らが避難させられるなど、ピリピリムードに包まれる中で飛び出した発言で、谷氏は26日、「舌足らずだった。適切ではなかった」と釈明した。撤回しないのかとの質問には「事実しか言っていない」と主張。「責任を持って職務にまい進したい」と述べ、辞任しない考えを示した。首相は野党の更迭要求を拒否した。

　田崎氏は「谷さんは兵庫県庁に勤められて防災局長まで勤め上げられた方なんです。県庁職員という非常に堅い感じの人で、そんな乱暴な発言をする人じゃなかったと皆さん思っています」としたうえで、「ついつい喜ばせようというか、楽しませようという感じになるんです、ちょっと笑いを取ろうとしたんだと思うんです。しかしながら国家公安委員長にあるまじき発言です」と自身の見解を述べた。