WBC豪州戦裏番組 各局軒並み1桁「どうする家康」7・2% 大河2年連続不運も健闘トレンド世界1位

[ 2023年3月13日 09:50 ]

東京・渋谷のNHK社屋
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は12日、第10話が放送され、平均世帯視聴率は7・2%だったことが13日、分かった。同時間帯に生中継され、43・2%の高視聴率を叩き出したテレビ朝日「2023ワールドベースボールクラシック1次ラウンド・日本×オーストラリア」(後7・08~10・00)と重なったため、昨年の大河「鎌倉殿の13人」第45話(11月27日)の6・2%に続く2年連続の1桁を記録。各局の裏番組が軒並み1桁の中、同時間帯(後8・00~8・43)横並びは豪州戦に次ぐ2位。放送中から「#どうする家康」がツイッターの世界トレンド10週連続1位に輝くなど健闘した。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)

 「鎌倉殿の13人」第45話「八幡宮の階段」は鎌倉最大のミステリーにして鎌倉最大の悲劇「源実朝暗殺」を描くヤマ場だったが、テレビ朝日のサッカーW杯「日本×コスタリカ」と重なり、2019年「いだてん~東京オリムピック噺~」以来3年ぶりの大河ドラマ1桁。スポーツのビッグイベントとぶつかる2年連続の不運に見舞われた。

 各局の裏番組も、日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」=5・9%、TBS「バナナマンのせっかくグルメ!!」=4・3%、テレビ東京「家、ついて行ってイイですか?」=3・4%、フジテレビ「千鳥の鬼連チャン」=2・8%など軒並み1桁だった。

 その中、SNS上の反応は上々。オンエア中に「#どうする家康」が世界トレンド1位。2位「自分の看板」、3位「ホームラン」などを抑えた。

 配信全盛時代となり「リアルタイムの世帯視聴率」は急激に低下。ゴールデン帯(午後7~10時)の総世帯視聴率(HUT、関東地区)は、

 2021年(21年1月4日~22年1月2日)=58・0%
 2022年(22年1月3日~23年1月1日)=52・8%

 5・2ポイントも激減。これに伴い、全番組の数字が低下している。

 大河ドラマも年々、配信「NHKプラス」「NHKオンデマンド」による視聴が増加。NHKプラスにおける今作初回の視聴数は、同サービスで配信された同局の全ドラマ初回の中で歴代最高を記録した。午後6時からの先行放送(BSプレミアム)を選ぶ大河ファンも少なくない。

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第10話は「側室をどうする!」。岡崎城近くの築山に、民の声を聞くための庵を開いた瀬名(有村架純)。ある日、於大(松嶋菜々子)は息子と瀬名に子が少ないことを心配し、側室を迎えるよう訴える。選ばれたのは、不愛想だが気の利く侍女・お葉(北香那)。松平家康(松本潤)はお葉と一夜を過ごすことになるが、お葉は怪しい?行動に出る。一方、京の都は政変が勃発。織田信長(岡田准一)や武田信玄(阿部寛)の動きも活発化し、家康は時代の荒波に巻き込まれていく…という展開だった。

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2023年3月13日のニュース