TKO コンビで近く再始動 木本の投資トラブルに「返済メド」 新たな芸能事務所で

[ 2023年1月1日 05:00 ]

「TKO」の木本武宏(左)と木下隆行
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 総額7億円以上ともいわれる巨額の投資トラブルが発覚し、芸能活動を休止しているお笑いコンビ「TKO」の木本武宏(51)が、相方の木下隆行(50)とともにコンビとして再始動することが31日、分かった。

 関係者によると、木本は「返済のメドが立ったので、できるだけ早い時期に活動を再開させる」と周囲に説明。木下も知人らに「木本とともにTKOとしてやっていけるようになった」と報告しており、新たな芸能事務所に所属して、早ければ1月にも再出発を図る見込みだ。

 木本の投資トラブルは、昨年7月に発覚。後輩芸人や芸能関係者ら10人以上を巻き込み、不動産投資家とデイトレーダーを自称する20代男性に約7億円にも上る投資を依頼。その大半が回収できない状態にあるとされた。

 木本は出演番組を全て降板し、昨年7月に所属事務所の松竹芸能を退社。関係者によると、出資した芸人らに対して「自分が紹介しなければ、こんなことにならなかった」との思いから、立て替えて返済することを計画。不動産投資家から一部が返金されたこともあったが、デイトレーダーとその不動産投資家とも連絡が取れなくなり、返済計画が暗礁に乗り上げていた。

 ここに来て活動再開に向けて動き始めたのは、出資者への返済のメドが立ったことが大きいとみられる。関係者によると、出資額が多かったメンバーで、5000万円以上を預けていたとされる、お笑いコンビ「平成ノブシコブシ」吉村崇(42)にも少しずつ返済を始めているという。木本をよく知る友人は「お金を出してくれる人が見つかったようです。このまま順調に進めばよいのですが」と話していた。

 相方の木下は2020年、ペットボトルを後輩芸人に投げつけたパワハラで松竹芸能を離れていたが、今後は“原点回帰”して2人で困難を乗り越えていく構え。そのためにも必要なのは、トラブルの経緯説明だ。木本は、投資の概要や背景に何があったかなど「説明の場を設けたい」としてきたが、これまで会見は開いていない。全てを説明し、信頼を取り戻すことがTKO再始動の第一歩となりそうだ。

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2023年1月1日のニュース