男闘呼組・前田耕陽 来年8月まで追加公演開催に「1曲ぐらい新曲を作ってもいいんじゃないか」

[ 2022年11月14日 18:34 ]

「男闘呼組」の前田耕陽
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 29年ぶりに再始動した男性4人組ロックバンド「男闘呼組」の前田耕陽(54)が14日、大阪市内で開かれた「男闘呼組1988」追加公演の取材会に出席。「8月まで突っ走ります。大阪に馴染んだボクを観に来ていただけたら」と気合を見せた。

 93年に突然の活動休止をしてから29年。10月15、16日に東京ガーデンシアターで行われた再始動ライブには15万人が応募して2日間公演。「再始動してよかったなって。涙ぐんでるファンもいた。こちらも感極まった」と遠い昔の感覚が蘇った。さらに「4人でやるのがこんなに楽しいもんだと。なんで活動休止したのかって」と再確認。「せっかくやるのに演奏している姿を見せたい」と来年8月までの期限付きでの追加公演開催を決めた。

 再結成を決めたのは19年7月、亡くなったジャニー喜多川さんの葬儀で4人が集まったことがキッカケ。「ジャニーさんが岡本健一に“また、男闘呼組、やったらいいのに”と言ってたそうです。じゃあ、1回、(皆で)音を出したみたいねって」。コロナ禍の20年夏に成田昭次(54)が拠点とする名古屋のスタジオに4人が集結。皆で音合わせし、その翌日には4人でジャニーさんのお墓参りに出向き、再結成を報告。今回の再始動につながり「ジャニーさんが結びつけくれた。すてきなメンバーと巡り合わせてくれてありがとうという思いです」と感謝の気持ちを込めた。

 男闘呼組が突然の活動休止となったのは前田が25歳の時のこと。先日、人気絶頂の「King & Prince」から5人のうち3人が脱退し、ジャニーズ事務所を退所することが発表された。5人の平均年齢はほぼ同じ。後輩たちについて聞かれた前田は「状況も違うし、偉そうに言う立場ではない。でも、ボクの場合はジャニーさん、(藤島)メリー(泰子)さんとキッチリお話ししてから退所した。彼らが相談する人がいたのかなって」とキンプリメンバーを危惧。「時代も考え方も違うし、何も言うことはない」とした。また、ジャニーズ事務所副社長を辞めた滝沢秀明(40)については「タッキーとつながりはないけど。地元(東京・八王子)が一緒ぐらいかな?」とだけ語った。

 追加公演は愛知(12月15日)大阪(同17、18日)、東京(同26、27日)に開催。1月以降も全国ツアーを企画中で「1曲ぐらい新曲を作ってもいいんじゃないか」という話も出ている。大阪城ホールでの4公演では「大阪に拠点を移して16年。“ボクの地元・大阪へようこそ”ってやります」とやる気満々だ。

 男闘呼組は1988年にジャニーズ事務所から「DAYBREAK」でデビュー。同年、回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞し、88、89年にはNHK紅白歌合戦に出場した。93年6月30日付で、高橋がジャニーズ事務所から解雇され、グループは活動休止。2022年7月16日に、TBS系音楽特番「音楽の日」で年ぶりに活動再開する事が公式HP内でサプライズ発表された。

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