橋下徹氏 コロナ対策で持論「全医療機関で対応するということが医療ひっ迫をなくす1番の特効薬」

[ 2022年11月14日 14:41 ]

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(53)が14日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。政府が11日、新型コロナウイルス感染症対策分科会を開き、流行「第8波」に備えた2段階の対応強化策を決定したことに言及した。

 新設された、都道府県が外出自粛を要請する「対策強化宣言」は、重症化リスクのある人が外来診療をすぐに受診できないような感染状況になった場合、各都道府県の判断で対策強化宣言が出され、混雑する場所への外出などを控えるように呼び掛ける。それでも医療がひっ迫しそうな場合は「医療非常事態宣言」も発令し、出勤の大幅抑制、帰省や旅行の自粛を求めることになる。新たな二つの宣言は、法的拘束力を持たない。分科会の尾身茂会長は「最大のポイントは医療の負荷、あるいはひっ迫度というものを中心に考えるということが総意です」と説明した。

 橋下は、「政府のコロナ対策の分科会、専門家会議が資料を出してますけど、数字ではっきり出ていて、今は季節性インフルエンザと致死率も重症化率も変わらない。ないしはそれを下回るという数字が出て来ているんですよ」と指摘。その上で「経口薬がないことはインフルエンザとは違いますけれども、今の状況で外出自粛って違うんじゃないか」と言い、「医療態勢の方で、多くの医師が一生懸命にやってくれていますが、それでもまだ発熱外来とかやっていない所もあるわけですから、全医療機関でこれは対応しますよということが医療ひっ迫をなくす1番の特効薬で、僕はそれを尾身会長をはじめ、政治家もそこの数字をはっきり言って、全医療機関でちゃんと面倒みますってことを宣言すべき」と自身の考えを述べた。そして「医師ばっかりに負担をかけるのはだめなんで、われわれも症状が軽ければ我慢しますよと。すぐに病院に行くんじゃなくてね。医療側と国民側、お互いにちょっと我慢すれば、こんな外出自粛とかやる必要はないと僕は思います」と話した。

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2022年11月14日のニュース