神田愛花 コロナ新対策に意見 「医療ひっ迫への具体的対策にどうして着手していなかったのか議論」

[ 2022年11月14日 10:13 ]

フリーアナウンサーの神田愛花
Photo By スポニチ

 フリーアナウンサーの神田愛花(42)が14日、日本テレビ「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。政府が11日、新型コロナウイルス感染症対策分科会を開き、流行「第8波」に備えた2段階の対応強化策を決定したことに言及した。

 地域によっては医療ひっ迫に陥っている場所もあり、神田は「ようやく地方自治体で判断して宣言できる権限がしっかりと明言されて、昔に比べたらコロナ対策やりやすくなったのかなというのはあるんですけど。私としては感染者数が少なかった時にずっと言われていた医療ひっ迫の具体的対策を、どうしてそっちに着手していなかったのか疑問に感じます。例えば、発熱外来がひっ迫するのは目に見えてわかっているので、第8波が来るまでに、難しいとは思いますけど、政府が各都道府県に発熱外来を一括でできるように医師会と話して、そういう会場をばっと作って感染者数が減ったらばっとなくすとかできるといいのにねと散々情報番組で皆さん言っていたのに。まだそっちは着手していないんだなと思いました。第8波が来る前に、コロナ対応してくれる病院を増やそうとかもっと具体的に、もっと早くやれたのでは」と率直な意見を述べた。

 スタジオ出演した日本感染症学会指導医・水野泰孝医師は「おさまったらやるって言ってて結局やらずに来ちゃった。背景はいろいろあるにせよ、難しいとは思いますけど、なんで着手しなかったのかっていうのはおっしゃる通りですね」とした。

 コロナ自体も刻々と変化する中、水野氏は「致死率はかなり低くなってきていて1%切っている。こういった状況なので、これまでは命を救うというシフトに重点が置かれていたが、致死率が下がってきた。ワクチンの効果とかいろいろ理由はあると思うが、今はプライマリケアすることに重点が置かれている。その受け皿を広げないとひっ迫というのは変わらないと思う」。

 MCの加藤浩次は「受け皿を広くするために、他の病院でもインフルエンザと同じように診るという次のフェーズになぜ進めないのか」と質問。

 水野氏は「どうしても感染対策の専門家からすれば、一般の医療機関で感染のリスクが高い感染症をどうやって診るのかという意見もあって。おそらく分科会でもそういう意見がかなりあるというのもうかがっていますし。いつ変異が起こって強い病原性があるのが出るのかというところの、どうしても慎重派なところがあって先に進まない。経済の専門家の先生がおっしゃる通り、致死率が低くてどこの医療機関でも診てほしいっていう話があっても、そのあたりでブレーキがかかっているっていうのはなんとなく感じますね。ある程度臨機応変に、柔軟な対策を、前に進んだ対策をしていただきたい」と述べた。

続きを表示

2022年11月14日のニュース