三浦瑠麗氏 研究チーム“老化細胞除去”成功に「ものすごい市場…高齢者と女性という者に対して刺さる」

[ 2022年11月14日 11:47 ]

三浦瑠麗氏
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 国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)が14日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。がん免疫療法で使われる抗体をマウスに投与すると、さまざまな病気の発症に関係し年を取ると増える「老化細胞」を除去できることが分かったと、東京大医科学研究所と金沢大の研究チームが2日付の英科学誌ネイチャーに発表したことについてコメントした。

 チームの中西真・東大教授(分子腫瘍学)は「老化に伴う多様な病気に対する抗加齢療法の開発につながる可能性がある」としている。チームは、一部の老化細胞が持つタンパク質が免疫細胞にあるタンパク質「PD1」と結合すると免疫反応にブレーキがかかって老化細胞が除去されず、炎症が起きるのを発見。PD1の働きを防ぐ抗体を老齢マウスと脂肪を食べさせて肝炎にしたマウスに投与すると老化細胞が減少、肝臓の脂肪蓄積が減り、筋力低下が改善するなどした。PD1はノーベル医学生理学賞受賞者の本庶佑・京都大特別教授が見つけた。PD1の働きを防ぐ抗体はがん免疫療法に使われ「オプジーボ」などが実用化している。

 MCの谷原章介が「女性から見て、(老化細胞除去で)肌のしみだったりとか、皺(しわ)の改善が見られる。どう思われます?」と聞くと、三浦氏は「それはもうものすごい市場ですよ。やっぱり先進国において高齢者というのは1番お金を持っているわけですよね。高齢者と女性という者に対して刺さる、ものすごい効果があるっていう話になると、これは医療全体の生み出す富、免疫治療を生み出す富っていうのは、すでに関心を集めているし、大きな規模になると思いますね」と自身の受け止めを話した。

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2022年11月14日のニュース