キンプリ神宮寺 初の単独主演舞台は三島由紀夫作品「心臓ビクン!」

[ 2021年9月14日 04:00 ]

舞台単独初主演を務めるKing&Prince神宮寺勇太
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 King&Princeの神宮寺勇太(23)が初めて単独で舞台に主演することが決まった。三島由紀夫の短編戯曲集「近代能楽集」の「葵上」と「弱法師(よろぼし)」を上演。ストレートプレーも初挑戦となり「来ていただけるお客さまに今まで見たことのない、神宮寺勇太を大放出したいと思います」と意気込みを語っている。

 「近代能楽集」は能の物語を現代に翻案した作品集。「葵上」は「源氏物語」が原典となっている。神宮寺は光源氏が元になっている、美貌を誇る青年を演じる。実際でも甘いルックスと、優しさあふれる言動から“国民的彼氏”と呼ばれており、うってつけの役どころだ。

 「弱法師」ではいかに大人の世界に復讐(ふくしゅう)するかを軸にする、戦火で視力を失った20歳の青年を演じる。過去には藤原竜也(39)らが演じてきた役で、台本約3ページの長ぜりふにも挑戦。演出の宮田慶子氏は「一筋縄でいかない2人の青年。純粋さと毒気を描き出してくださることを楽しみにしています」と期待を語った。

 神宮寺はこれまでに「ドリームボーイズ」などで舞台経験を積んできたが、初単独主演に「心臓のビクン!とする音が聞こえました」。2役を演じることについては「演じ切ることができた後に演じることの楽しさや、表現の幅が広がっているように、全身全霊で稽古に臨みたい」と抱負を語った。

 共演は5年ぶりの舞台出演となる中山美穂(51)。東京公演は11月8~28日に東京グローブ座で上演され、12月には大阪公演も行われる。

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2021年9月14日のニュース