海老蔵、仲むつまじい父子トーク 勸玄くん「24時間ゲーム」願望に「どんどんゲーマーの道に…」

[ 2020年12月16日 18:29 ]

「初春海老蔵歌舞伎」の記者懇親会に出席した(左から)堀越勸玄くん、市川海老蔵、市川ぼたん
Photo By スポニチ

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(43)が16日、長女・市川ぼたん(9)と長男・堀越勸玄くん(7)とともに都内で「初春海老蔵歌舞伎」(来年1月3日~17日、新橋演舞場)の記者懇親会に出席。仲むつまじい親子トークで会場を笑いに包んだ。

 コロナ禍によって子どもたちと過ごす時間が増え、感じることがあったという海老蔵。「朝から晩まで子どもたちと生活することによって、私が歌舞伎俳優で多忙がゆえに子どもたちの本当の姿を見られていなかった部分があるんだなと気づいた。(昔よりも)笑顔が減ったのかなっていうのは正直思いました」と打ち明け、「これはいけないなと思い、さまざまな、ふざけた話、真面目な話、難しい政治の話も含めて話していくうちに親子の絆が深くなっていく。笑顔が元に戻っていく」ことを実感したと振り返った。

 今回の演目では、正月の特別企画「お年玉」として、舞踊の名作「藤娘」にはぼたん、弁慶と牛若丸の出会いを描いた「橋弁慶」には勸玄くんが出演する。この日は企画にちなんで「お年玉でおねだりしたいこと」が話題に。勸玄くんは「おねだりししたいことは…。う~んとね~」と笑みを浮かべて「ゲームしていい?」。

 海老蔵は苦笑しながら「つまり、まあ、ゲームをする時間が無限に欲しいということですか?」と言い、「私は容認してますよ。稽古はしますし、勉強もしてますし、食事もきちんと食べますし、あとはもう好きにしていいということで…」と、容認していることを説明。「どんどんとゲーマーの道に向かっているという話でございます」と笑いつつ、「ちょっと歌舞伎の道に修正しないなと…」と、本音をのぞかせた。

 さらに勸玄くんが「夢は24時間ゲームをやることです」と、ちゃめっ気たっぷりに宣言すると、海老蔵は「この千秋楽が終わったら、休みの日は24時間やっていいですよ」と約束も。

 続けて、お年玉については「僕はパパから1万円もらいたいです!お姉ちゃんからは1000円もらいたいです」と満面の笑みを見せた勸玄くん。海老蔵は「毎年あげてますけど、(今年はコロナ禍で)他の方が直接くださる機会がないと思うので私がみんなの分もあげる“予定”です」と語った。

 海老蔵にとって初めて自身の名前を“歌舞伎”に冠した公演。新型コロナウイルスの影響で、海老蔵の東京での長期歌舞伎公演は今年1月の新橋演舞場以来1年ぶりとなる。

 演目は市川家に伝わる「歌舞伎十八番」から「毛抜(けぬき)」をはじめ、舞踊「春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)」、舞踊「藤娘」、「橋弁慶」。海老蔵のほか、市川右團次(57)、中村壱太郎(30)、中村児太郎(26)らが出演する。

続きを表示

2020年12月16日のニュース