気さくで慕われた三浦春馬さんの内面に何が…繊細で周囲の反応に敏感 東出不倫騒動異論などでSNS炎上

[ 2020年7月19日 05:30 ]

自宅で亡くなっていたことがわかった俳優の三浦春馬さん
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 俳優の三浦春馬さんが30歳という若さで亡くなった。自殺とみられる。爽やかなルックスと演技で幅広い世代から支持され、夏以降も映画、ドラマ、舞台の各分野で出演作が控えていた。将来を嘱望されていた人気者に一体何があったのか、その人柄から探った。

 三浦さんは、TBS連続ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」(9月スタート)の撮影に6月から参加。監督や共演者と積極的にコミュニケーションを取り、現場を盛り上げていた。別作品でも共に仕事をしていたテレビ関係者は「誰とでも気さくに分け隔てなく接するから、みんなから慕われていた。仕事に対してはとても真面目でストイックな人でした」と振り返る。

 7歳の時に子役デビュー。多彩な役柄に積極的に挑戦し、2016年の舞台「キンキーブーツ」ではドラァグクイーン役を熱演。実力派俳優としての評価を得るようになった。

 真面目な性格はSNSにも反映された。映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」で共演した東出昌大(32)の不倫報道が世間を騒がせた今年1月。ツイッターで「どの業界、職種でも、叩くだけ叩き、本人たちの気力を奪っていく。みんなが間違いを犯さないわけじゃないと思う」などと、有名人がバッシングにさらされることに率直に異論を唱えた。すると、約900件の意見が寄せられ、そのほとんどが批判的な内容だった。今年3月に舞台主演した際には、新型コロナウイルス感染が広がる中での上演を非難する書き込みが相次いで心を痛めたこともあった。

 子役から芸能界に入り、大人に囲まれる生活をしてきた影響もあってか、知人は「周囲の反応には敏感だった」と語る。本人もインタビューで「以前は嫌いな人が隣に来ると顔に出てしまうことがあった。でも先輩に指摘され、直すように気を付けてる」と明かしていた。

 人当たりのいい、優しい人柄だっただけに女性にもモテた。世界的ダンサーの菅原小春(28)のほか、2018年には女優の三吉彩花(24)との交際が報じられた。ただ、知人は「三吉さんとの間で何かあったとは聞いてない。今回の件とは無関係だろう」と指摘する。その上で「三浦さんに繊細な部分があったのは確か。気を使いすぎ、思い詰めるところもあったので、落ち込んでしまった時のことをずっと心配していた」と話している。

 ≪6割以上占める“首つり”≫○…自殺には首つりの他、薬物、飛び降り、飛び込み、ガス、入水などがあり、中でも首つりは6割以上を占める。警察関係者によると、クローゼットでの自殺は「重さに耐えられる突っ張り棒さえあればできることから増加傾向にはある」という。浴室の物干しざおやドアノブを使ったケースもある。

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