「半沢直樹」市川猿之助 ヒール役“顔芸”にネット反響!冒頭から度肝「世界の果てまで追い落としてやる」

[ 2020年7月19日 22:19 ]

日曜劇場「半沢直樹」第1話。半沢(堺雅人)の前に新たに立ちふさがる敵役・伊佐山を熱演し、反響を呼んだ市川猿之助(左)(C)TBS
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 俳優の堺雅人(46)が主演を務めるTBS日曜劇場「半沢直樹」(日曜後9・00)の7年ぶり続編が19日、25分拡大スペシャルでスタート。新型コロナウイルスの影響による撮影中断を挟み、3カ月遅れで待望の幕開けとなった。新たな敵役を演じる歌舞伎俳優の市川猿之助(44)が憎々しい“顔芸”をはじめ熱演を披露した。

 インターネット上にも「悪そうな顔。ここの親戚筋は顔芸凄いなw」「大和田常務顔負けの顔芸ですね」「顔芸のスペシャリスト集めすぎだろ!」などの書き込みが相次ぎ、反響を呼んだ。

 前作はベストセラー作家・池井戸潤氏(57)の「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。2013年7月期に放送され、東京中央銀行のバンカー・半沢(堺)が行内の数々の不正を暴く逆転劇を痛快に描き、視聴者の心をわしづかみにした。最終回の平均視聴率は平成ドラマ1位となる42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、社会現象に。決め台詞の「倍返し」は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。

 新シリーズは「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。第1話は、宿敵の常務・大和田(香川照之)の不正を暴き、糾弾したことが原因で、頭取・中野渡(北大路欣也)から子会社・東京セントラル証券への出向を命じられた半沢(堺)。営業企画部長になったものの、親会社の東京中央銀行から“ゴミ案件”を押し付けられる日々。東京セントラル証券内には銀行からの出向組に対する生え抜き社員の反骨心と確執が渦巻いている。大和田は敵対していたはずの中野渡頭取派に華麗に転身。大和田の忠実な部下、証券営業部長・伊佐山(猿之助)も“半沢潰し”を目論んでいた。そんな中、大手IT企業・電脳雑伎集団から大型買収のアドバイザー依頼が東京セントラル証券に舞い込む…という展開。

 (※以下、ネタバレ有)

 猿之助が演じるのは、東京中央銀行証券営業部長・伊佐山泰二。仕事は切れ者だが、目的のためなら手段を選ばない執念深い性格。新たに半沢の前に立ちはだかる。

 7年ぶり続編のファーストシーンも猿之助。大和田が頭取になれば、愛弟子の自分も役員になれると目論んでいたが、半沢に不正を暴かれた大和田は屈辱の土下座。伊佐山は「アイツのせいで、あの土下座のせいで、何もかもがブチ壊しだ!あの野郎、大和田さんをあんな目に遭わせやがって。組織に楯突いたらどうなるか、思い知らせてやる。(出向で)人事が丸く収まっても、オレは収まらねぇぞ。半沢だけは絶対に許さねぇ。セントラル証券はおろか、世界の果てまで追い落としてやる!」。冒頭、猿之助の迫力満点の怒号が視聴者の度肝を抜き、一気に「半沢直樹」の世界に引き込んだ。

 その後も「半沢直樹」十八番の顔アップの演出“顔芸”を連発し、半沢を挑発。結局、伊佐山は半沢たちから約1500億円以上という大規模買収案件のアドバイザー契約を横取り。半沢に詰め寄られるが、一瞬先回りし、証拠となるメールの受信記録をサーバーから全削除した。

 「こっちは買収情報なんか受け取った覚えはない。そんなメールは端から存在しちゃいねぇってことだ。それこそ、テメエたちが勝手にでっち上げた偽装メールなんじゃねぇか?(プリントアウトされたメールを破りながら)残念だったなぁ、半沢。どんなにイキがろうが、どの道、おまえはセントラルからも追い出される。銀行員は人事には逆らえない。半沢、おまえ、もう、終わりなんだよ」

 この難は逃れたが、半沢の怒りを買い「倍返しだ!」と宣戦布告された。半沢VS伊佐山の火ぶたが切られた。

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2020年7月19日のニュース