ロックバンド「ジャックケイパー」新型コロナ集団感染の疑い、対策行うもライブ後次々陽性判明

[ 2020年7月19日 17:07 ]

新型コロナウイルスの集団感染の疑いが出た「ジャックケイパー」。(左から)李九、YG、飛炉、ちょこ、秀馬
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 ヴィジュアル系ロックバンド「ジャックケイパー」で、新型コロナウイルスの集団感染の疑いが発生したことが19日、分かった。

 今月8日と12日にライブを行い、17日にボーカルの飛炉(ヒロ)の陽性が判明。19日に新たにドラムの秀馬(しゅうま)がPCR検査での陽性が判明した。

 ギターの李九(りく)も味覚と嗅覚が無い状態ということを自身のYouTubeチャンネル「ジャックケイパーちゃんねる」で公表。20日にPCR検査を受ける。

 両日のライブについて保健所は、ステージと客席間にビニールシートを設置し検温や問診票、消毒、常時マスク着用と感染対策が行われていたことから、来場したファンは濃厚接触者にはならないとしている。

 だが舞台裏では、メイクや撮影時にマスクを外す時間帯があり、さらにメイク道具の使い回しやメイクスタッフとの接触等があるため濃厚接触も考えられる。

 ジャックケイパーは今年4月に渋谷でマスクを配るなど、コロナ対策の意識は高く、同ライブでは全てのガイドラインを守っていただけに、舞台裏での感染対策が盲点となり、感染が拡大した可能性が高い。

 現在、ジャックケイパーのその他のメンバーとスタッフら濃厚接触者は、すでに自宅隔離状態にある。「ガイドライン順守での感染者発生事例」のリアルな情報発信について、「メイク道具の使い回しは盲点だった」「舞台裏についてさらなる注意喚起をしたい」とライブハウス関係者は語っている。

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2020年7月19日のニュース