40年来の虎党・桂吉弥 今年は優勝します!投手陣充実、120試合制で「さらに有利」

[ 2020年6月19日 05:00 ]

「おうちで甲子園」セットを前に、ジェット風船タオルを手にする阪神ファンの桂吉弥
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 子どもの頃から40年超の生粋の阪神ファンである人気落語家・桂吉弥(49)。「やっと開幕です。そりゃ今年は、優勝しますよ」。打倒コロナ、打倒巨人に向けて、と鼻息も荒い。

 母の実家が甲子園球場から歩いて5分の西宮市甲子園九番町にある。「子どもの頃から夏休みは甲子園の外野席で、3つ下の弟と高校野球を4試合観戦するのが日課だった」という吉弥。甲子園球場が好きで、高校野球だけでなくもちろん、阪神ファン。「85年のバックスクリーン3連発は強烈でした」という。

 昨年も球場に10回以上、足を運んだ。いつもは5~10人の団体で観戦を楽しむ。チケットも知人のツテを頼って譲り受けるのではなく、シーズン前に自ら携帯電話、パソコンを駆使して購入する。コロナ禍で、今年はすでに5試合分のチケットを払い戻したそうだ。「まだ、8月の2試合分、ありますが、どうなるのか」。9月30日の中日戦(甲子園)のチケットは「優勝決定がこの頃かと思って買ってありますが。日程がずれたので優勝は先ですかね」。息子、娘からのひと足早い父の日のプレゼントも「甲子園満喫セット」。甲子園名物のカレー2食、ジャンボ焼き鳥10本、チーズケーキ。さらにコロナ対策として作られたジェット風船が描かれたタオルを手にしてニンマリ。コアなファンであることは間違いない。

 「優勝」を断言するのは「投手陣のコマが揃っているから」と分析する。「矢野監督も誰を使うか迷うでしょうね。中継ぎ、抑えも豊富な顔ぶれ。120試合とシーズンが短くなって、さらに有利じゃないでしょうか」。梅野隆太郎捕手(29)のピンク色のユニホームを着て応援する。その梅野の「リードも打撃も期待」。そして、阪神が優勝したら…。「選手の皆さんを招いて落語会を開きましょうか」。虎戦士の前で優勝記念寄席を開催できるか。

 吉弥は24~28日に開催される有料生配信「はじめての動楽亭リモート寄席」に、27日午後7時から登場。さらに、7月3日には大阪・天満の天満天神繁昌亭・夜席「繁昌亭大賞受賞 同期三人会」に出演する。

 ◆桂吉弥(かつら・きちや、本名=富谷竜作)1971年2月25日、大阪府茨木市出身の49歳。春日丘高から神戸大卒。大学4年時に桂吉朝に入門し、94年12月に初舞台。落語だけでなくNHK大河ドラマ「新撰組!」や朝ドラ「ちりとてちん」「まんぷく」に出演するなど俳優としても活躍中。

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