フジ社長 月9「朝顔」好調に「広い層に受け入れられた」

[ 2019年9月27日 15:04 ]

フジテレビ社屋
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 フジテレビの遠藤龍之介社長(63)が27日、東京・台場の同局で定例会見を行い、7月クールの“月9”ドラマ「監察医 朝顔」(月曜後9・00)の好成績に「広い層に受け入れられた」と笑みを浮かべた。

 同作は女優の上野樹里(33)が主演を務め、新米法医学者・万木朝顔(まき・あさがお)が遺体の解剖を通じて真実を明かしていくヒューマンドラマ。初回13・7%で好スタートを切ると、第2話=12・3%、第3話=12・3%、第4話=12・3%、第5話=12・3%と、4話連続で同数字をキープする“異例”の推移。第3話の放送をめぐって、放火殺人事件を扱う内容だったこともあり、当初は7月22日に放送予定だったが、同18日に起きた「京都アニメーション」放火殺人事件を受け、第1話と第2話のダイジェストを挟み、1週間遅れて放送された。新章に突入した第6話で14・4%を記録し、自己最高を更新。第7話は「世界柔道」中継のため、45分遅れでの放送となる中、11・4%と健闘。第8話=10・2%、第9話=12・7%、第10話=12・3%と全2桁を維持しながらゴール。同枠の作品で全話2桁は17年7月期の「コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命―3rd season」以来、2年ぶり。全11話の期間平均は12・6%で、今クールGP帯の連続ドラマではトップの好成績となった。

 遠藤社長は「大変好評のうちに終えられたのかなと思っています。本来の月9の層だけでなく、広い層に受け入れていただけたのかなと」と満足の表情。一方、視聴率的には苦戦した「ルパンの娘」(木曜後10・00)も26日放送の最終回で自己最高となる9・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。「もうちょっと早く数字が出てくれば」と悔しさののぞかせつつ、「フジテレビらしい新しい作品だった」と評価した。

 7月クール全体としては「全体的には堅調に推移しているかな」と分析した。 

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2019年9月27日のニュース