木村九段 王位戦で46歳最年長初タイトル 涙…7度目の正直

[ 2019年9月27日 05:30 ]

自身初タイトル奪取に目を潤ませる木村新王位(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第60期王位戦7番勝負最終第7局は26日、東京都内で第2日を行い、挑戦者の木村一基九段(46)が豊島将之王位(29)=名人=を下し4勝3敗で自身初のタイトルを獲得した。46歳3カ月での初戴冠は、有吉道夫・現九段(84)=引退=が1973年の棋聖戦で初タイトルに輝いた際の37歳6カ月を大きく更新する最年長記録。敗れた豊島は名人の1冠に後退した。

 2005年の竜王戦で初の挑戦者となって以降、6回のタイトル戦で全て敗退。7度目の正直に木村新王位は「うれしい…です」と小声で喜びを示し「タイトルには縁がないと思っていた。今回も意識はしなかったが、これから意識することになるのかな」と目を潤ませていた。

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2019年9月27日のニュース