「麒麟」川島明、ヒシアマゾンいなかったら「ここまで競馬を好きになっていなかった」

[ 2019年4月17日 21:40 ]

94年、中舘騎手でエリザベス女王杯を制したヒシアマゾン
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 93年の阪神3歳牝馬Sと94年のエリザベス女王杯を制し、アメリカで余生を過ごしていたヒシアマゾン(牝28)が老衰のため、現地時間の4月15日夜に死んだ。17日、JRAが発表した。競馬ファンで、競馬番組のMCも務めるお笑いコンビ「麒麟」の川島明(40)がツイッターでヒシアマゾンの死を悼んだ。

 ヒシアマゾンは父シアトリカル、母ケイティーズの米国産馬。93年にデビューし、阪神3歳牝馬SでG1初制覇。翌94年、当時の規定では外国産馬にクラシック出走が認められていなかったため、裏街道を進むこととなったが、エリザベス女王杯を制し再び牝馬の頂点に立った。有馬記念でも2着と好走し、デビューから12戦連続連対を果たした。JRA賞最優秀3歳牝馬(93年)、同最優秀4歳牝馬(94年)、同最優秀5歳以上牝馬(95年)を受賞し、女傑と呼ばれた。

 川島は「ヒシアマゾンという名馬がいなかったら僕はここまで競馬を好きになっていなかった。生まれて初めて生で見たのが彼女が勝ったエリザベス女王杯で、その強さと美しさに圧倒された。唯一無二の女傑。28歳は大往生ですが、やっぱり悲しい。本当にありがとう。お疲れ様。これからも一番好きです」と追悼ツイート。

 「競馬のすごさを伝えるためにいつも友達なんかに見せていた動画はやっぱりヒシアマゾンのクリスタルCだったな。競馬はわからないという人には動画サイトなんかでそれだけでも見て欲しいです。アマゾンの名にふさわしいあの豪脚を」と競馬ファンならではの視線で、ヒシアマゾンの魅力に触れた。

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2019年4月17日のニュース