大野智という男 一人での活動重んじる“アーティスト” ジュニア時代にも芸能界辞めようと

[ 2019年1月28日 09:00 ]

「嵐」2020年末で無期限活動休止発表

涙をこらえながら会見する嵐・大野智(撮影・吉田 剛)
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 大野はジャニーズJr.時代にも芸能界から離れようと考えた時期があった。1997年に親元を離れ、京都で舞台に出演。2年間にわたり出続けた。

 千秋楽を迎えダンスも目標レベルに到達。「これで終わりにしよう」と決意し、ジャニー喜多川社長に電話を入れたところ引き留められ、嵐としてデビューした経緯がある。

 もともと大野は求道者的な側面が強く、一人での活動を重んじる。「やりたいことをやり続けて納得できるまで自分を追い込むタイプ」(関係者)という。アーティストとしても個展を開くほどの腕前。芸術家の奈良美智氏(59)や草間弥生氏(89)らとも交流を持ち、空いている時間に絵画やオブジェの創作に没頭している。

 今回はジュリー藤島副社長やメンバーに必死に説得されたことで事務所を辞めることは思いとどまった。“自由人”となった大野はどのような道を選ぶのか。アーティストとしての活動も含め注目が集まる。

 ◆大野 智(おおの・さとし)1980年(昭55)11月26日生まれ、東京都出身の38歳。94年にジャニーズ事務所入所。97年に初の舞台「ジャニーズ・ファンタジー KYO TO KYO」に出演した。99年に嵐としてデビュー。04年に「24時間テレビ」でチャリティーTシャツのデザインを手がける。06年に初のソロコンサート、08年にジャニーズ初の個展「FREESTYLE」を開催。同年、TBS「魔王」で連続ドラマ初主演。血液型A。

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