紅白 “究極の大トリ”そして平成最後飾る超豪華なフィナーレに

[ 2018年12月31日 05:30 ]

全体顔合わせに登場した(前列中央)司会の桑子真帆アナ、広瀬すず、内村光良、櫻井翔らと出演歌手
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 大みそかの「第69回紅白歌合戦」(後7・15)のリハーサルは30日、東京・渋谷のNHKホールで2日目を迎えた。今年のエンディングは、サザンオールスターズや北島三郎(82)、嵐、松田聖子(56)らが一堂に会する顔合わせとなることが判明。平成最後を飾る超豪華なフィナーレも、NHKは撮影禁止の措置をとる“鉄のカーテン”を張った。

 昭和から平成の歌謡史を彩った各時代のスターが、平成を締めくくる紅白のラストを飾る。サザンオールスターズの桑田佳祐(62)が歌う“究極の大トリ”の場面で紅白両方の出場者がステージに集う。

 歌唱後のエンディングでは総合司会の内村光良(54)の後ろに桑田と北島が並び立つ。紅組司会の広瀬すず(20)の後ろには聖子と紅組トリの石川さゆり(60)。白組司会の櫻井翔(36)の周囲には、嵐の残り4人のメンバー。桑田と北島のすぐ後ろにはX JAPANのYOSHIKI(年齢非公表)の姿もある。

 この日、名古屋市内でのコンサートのため欠席した松任谷由実(64)は「当日もエンディングに参加するかどうかは未定」(NHK広報)というが、加わればいっそう華やかなものになる。

 紅白がここ数年「目玉」として起用してきたアーティストは、昨年の安室奈美恵さん(41)ら、NHKホールの舞台に立たず中継で出演するケースがほとんど。出場者と顔をそろえる場面がないまま進行したが、今年は13年に紅白を“引退”した北島が5年ぶり、サザンは実に35年ぶりにホールに登場したことで、豪華エンディングが実現した。

 ただ、この演出は本番の“究極のお楽しみ”となるため写真撮影はなし。リハーサルでは、隣の石川から話しかけられた桑田が「そうですよね」と相づちをうったり、桑田と北島がにこやかに談笑し、スタッフがスマートフォンでツーショットを撮影する一幕も。北島のスタッフは「お互い紅白の舞台で久しぶりに再会できたことをとても喜んでいました」と話した。

 サザンの最終歌唱曲は「勝手にシンドバッド」。桑田がひざまずいて北島にマイクを差し出して「今、何時?」と“コール&レスポンス”をお願いするシーンも飛び出した。プレミア感たっぷりの顔合わせに報道陣からも「お〜っ」と驚きの声が上がった。平成最後の国民的歌番組が時代を超えて結ぶ、大スターの競演。永久保存版の貴重なものになりそうだ。

 ≪「まつり」にも桑田≫北島は特別出演で披露する「まつり」のリハーサルを公開。こちらも撮影は不可となったが、約50人の出場歌手を従えてのにぎやかな演出となった。バックにはサザンも登場し、桑田は大きな祭り用のうちわを手に場を盛り上げた。北島はサビの「これが日本の まつりだよ」を「これが平成の…」と歌詞を変えて歌唱。平成の締めくくりへの強いこだわりをのぞかせた。

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2018年12月31日のニュース