昨年の主演男優賞俳優、セクハラ疑惑でアカデミー賞出席辞退

[ 2018年1月26日 09:14 ]

 米メディアは25日、昨年の米アカデミー賞主演男優賞を獲得し、過去のセクハラ疑惑が報じられている俳優ケイシー・アフレック(42)が3月4日に開かれる同賞の発表・授賞式への出席を辞退したと伝えた。映画業界でセクハラ問題を巡る再発防止策の徹底が求められる中、言動に注目が集まるのを嫌ったとみられる。

 慣例によると、主演男優賞の受賞者は、翌年のセレモニーで主演女優部門のプレゼンター(賞の贈呈者)を務めることになっており、アフレックの出席に関心が集まっていた。

 アフレックは不参加の理由を明らかにしていないが、主催団体の米映画芸術科学アカデミーは「(辞退の)決定に感謝する。ショーに集中することができる」とした。

 アフレックは昨年、セクハラ訴訟で示談が成立していたことが報じられていたが、主演男優賞を受賞。ハリウッドでは昨年10月、大物プロデューサーのセクハラ問題が表面化したのを機に、告発が続出。俳優で監督の兄ベン・アフレックもセクハラ行為で非難されている。(共同)

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2018年1月26日のニュース