斎藤工 「パディントン2」で落ち目の俳優の声に自虐「すごく共感」

[ 2017年11月16日 12:04 ]

映画「パディントン2」で声優を務める斎藤工
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 俳優の斎藤工(36)が、英仏合作映画「パディントン2」(来年1月19日公開)の日本語吹き替え版で声優を務めることになり16日、東京・TOHOシネマズ日本橋で会見した。

 ロンドンに住む一家と暮すクマ・パディントンの活躍を描くシリーズ第2弾で、斎藤はヒュー・グラント(57)扮するトラブルメーカーとなる落ち目の俳優の声を担当。「落ち目の俳優ということで、すごく共感しております。そもそも上ってもいないだろうという感じなので光栄です」と謙そんした。

 主人公のパディントンとも初対面。10月下旬にロンドン・イーストアジア映画祭で自身の監督作「blank13」が上映されたため渡英し、「空港も劇場もパディントン一色だったけれど、お土産に買おうとしたらひとつひとつ顔が違っていた。こちらは本物だから、リアルですね」とおどけながら握手を交わした。

 アフレコは「劇中で独り芝居をして何役も演じ分けているので、その多才ぶりに驚いたけれどすごく楽しかった」と満足げ。劇中で歌唱のシーンもあり、「これからレコーディングなんですが、どこでなぜ歌うのかということを意識して魂を込めたい」と意欲を見せた。

 日本での公開を記念し、パディントンの好物のマーマレードのビンを使ったタワーの点灯式も敢行。斎藤は「子供向けと思われがちだが、大人っぽいテーマもしっかりあったエンタメ。パディントンがけなげな演技をしていて、その愛らしさに魅せられ自分が失ったものを見いだしていく気がした。デートムービーにも最適です」とPRに努めていた。

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2017年11月16日のニュース