「水晶の鼓動 殺人分析班」ショッキングな描写ながら女性支持の背景

[ 2016年11月20日 15:16 ]

「水晶の鼓動 殺人分析班」主演の木村文乃

 この秋のドラマは大人気シリーズ「相棒」(テレビ朝日)をはじめ、「ラストコップ」(日本テレビ)、「スニッファー 嗅覚捜査官」(NHK)、「キャリア~掟破りの警察署長~」(フジテレビ)など、「刑事もの」が活況を呈している。一方で、地上波の刑事ドラマと一線を画しているのが、13日にスタートしたWOWOW「連続ドラマW 水晶の鼓動 殺人分析班」(日曜・午後10時)だ。

 昨年8月に放送された「石の繭」の続編で、「殺人分析班」シリーズ第2弾。主演は木村文乃で、バディを組む青木崇高や渡辺いっけい、小柳友など前作とからお馴染みの面々も再集結している。

 データニュース社(東京)が行っている、WOWOW加入者1000人を対象とした「WOWOWウォッチャー」によると、前作「石の繭」は15年8月~16年10月に放送された連続ドラマWで、視聴者数を表す平均接触数、平均録画数が最も高く、平均満足度も3・84(5段階評価)と高満足度の基準3・7を上回る人気作。「地上波ではできないのではないかという犯罪もの」(55歳女性)、「女性警官の接し方が他のドラマより優しいのがホッとする」(46歳女性)など、地上波では難しいショッキングな描写でありながら、その映像とは対照的に一人の女性刑事を厳しくも優しく見守る仲間たちの人間ドラマのおかげで女性も楽しめる作品となっているのが人気の一因のようだ。

 「水晶の鼓動」も前作の良さを踏襲し、ショッキングな猟奇殺人と爆破事件の真相を全5話に渡ってスリリングに描く。初回満足度は3・87と、地上波ドラマと比較すると「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日)の初回3・99に次ぐ好スタート。「前シリーズも良かったけど、今回のシリーズはもっとパワーアップしている」(49歳女性)など、やはり女性視聴者の心を初回からつかんでいる。

 「一時間物より連続物のほうが良い」(69歳男性)といった声もあるように、最近同じ連続ドラマでも1話完結のサスペンス作品が多い中、全5話という緊張感の持続がしやすいサイズで放送される点も視聴者満足度を高めている。ストーリー展開はそれぞれ狙いがあるので、これが正解というものはない。比べてみるのも、刑事ドラマの楽しみ方の一つだろう。

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