「真田丸」きり“ウザい女”から一変「三谷さんいい女分かっている」

[ 2016年11月20日 10:00 ]

物語が進行するにつれ、大きく成長した「真田丸」きり(C)NHK

 NHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)の主役・真田信繁(堺雅人)の幼なじみ・きり(長澤まさみ)が、変わった。物語序盤は自分勝手な行動で真田信繁の足を引っ張り、信繁に恋心を抱きながらも耳の痛い言葉をズケズケ言うキャラクターで、一部の視聴者から「ウザい」とまで言われたほど。だが、それが遠い過去に思えるほど、変わった。

 きりのヒロインらしからぬ立ち居振る舞いは、信繁の最初の妻となった梅(黒木華)が一見大人しいのとは大違いだった。だが、信繁が大坂の豊臣秀吉の下へ出仕すれば、きりも同行し、九度山での蟄居生活にも付き従った。九度山では、年を重ねきりが大人になったことを示す象徴的なシーンがある。信繁の正室・春(松岡茉優)から嫉妬され、九度山を離れることを春に申し出た時のセリフだ。

 「白状しますけど、私だって源次郎様のお子が欲しいと思ったこともありましたよ。でも遠い昔の話。だからね、余計なこと、考えない。あの人にとっては、あなたが一番なんだから」

 信繁への執着をあらわにしたかつての跳ねっ返り娘はもういなかった。制作統括の屋敷陽太郎チーフプロデューサーは「人の一生見るようで、感動しますね」と、きりの成長に感慨深げ。「信繁の大坂城再入城を後押しする時は、テンションとしては昔と同じように言っているんですが、反感を持つ人はもういないですよね。『よく背中を押した』と。ツイッターでも最初は『ウザいこの女』なんて言われていたけど全然違いますもんね。本当に人って成長するんだとつくづく思います」

 キャスティング担当の家冨未央プロデューサーは「三谷さんはいい女を分かっているなと思って。年を重ねていくうちに魅力を増す女性の姿みたいな。どちらかといえば若い女性がモテる日本の社会の中で、よくぞこういう女を書いてくれたなと思います」と三谷幸喜氏の脚本に感謝。さらに長澤についても「とても懐の広い人。うちの助監督を愛して育てて、必ずいいムードにしてくれる。いてくれてありがとうと思える存在で、きりそのものな感じがします」と称えた。

 主人公の信繁だけでなく、周囲の人間も同じように年を重ね、大人になっていく。きりの成長が、それを物語っている。

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