春風亭昇々らローマで“武者修行”イタリア語でネタ暗記中

[ 2016年5月27日 11:20 ]

ローマで落語の武者修行をすることになった(左から)瀧川鯉八、春風亭昇々、昔昔亭A太郎

 若手落語家の春風亭昇々(31)、昔昔亭A太郎(37)、瀧川鯉八(35)が6月9日にイタリア・ローマで落語会を行うことになった。ネタはすべてイタリア語。複数の落語家が欧州へ渡り落語を披露するのは長い落語界の歴史でも例がない試み。企画した昇々は「芸術の国イタリアで、落語という芸術が通用するのか試したい」と意気込んでいる。

 3人は落語芸術協会に所属し、若手落語家で結成したユニット「成金」のメンバー。若い女性が行列を作る公演「渋谷らくご」にも出演している。以前から「海外公演をしてみたい」と希望していた昇々に、イタリア在住経験のあるファンから打診があったのがきっかけ。同じく武者修行に意欲的だったA太郎と鯉八も同行することになった。

 3人は現在、寝る間も惜しんで必死にイタリア語のネタを暗記中。「異国で腕と度胸を磨きたい」と意気込む一方、鯉八は「イタリア人の彼女をゲットしたい」と意欲満々だった。6月6日に東京・新宿レフカダで行う壮行会イベントで、イタリア落語を披露する。

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2016年5月27日のニュース