フジ社長 視聴率苦戦の現場へエール「僕らが言った裏を張れば当たるかな」

[ 2016年5月27日 16:50 ]

フジテレビ

 フジテレビの亀山千広社長(59)が27日、東京・台場の同局で定例会見を開き、視聴率低迷で苦しむ現場へエールを送った。

 4月改編の状況について亀山社長は「なかなか僕たちの思うように来てくれないというのは正直感じております」と苦笑いを浮かべ、「全日帯で言いますと、好調な午前帯含め、午後帯もお気付きかもしれませんが、CMもシームレスにしまして、各番組の相互乗り入れを積極的にやったこともあり、前期よりは数字を伸ばしておりますが、やはりゴールデンタイムにつきましては、何よりヒット番組が1つでも2つでも出てくることを切望しており、私たちもそれを待っている状況です」と説明。

 また、月9ドラマ「ラヴソング」(月曜後9・00)をはじめドラマの視聴率が厳しい状況について、亀山社長は「ここの番組に対して各方面から厳しいご指摘、ご意見があることは承知しております。思った数字が出てこないことは現場が一番苦しんでいるのかなと思うんですが、今は反省する時点ではなくて、それでも見てくださるお客様がいるので、まずはそのお客様を最後まで楽しませるということを、気落ちせずにやってもらいたい」と制作現場へエールを送り、「ただ我々としてはヒット番組を切望しているわけですから、そこらへんは終わった後でゆっくり、反省会とか言いませんけど、未来に向かってお話はしたいなと思います」と語った。

 さらに、自身もドラマ制作で活躍していた亀山社長は、「当時、上からなにか言われても何も聞きませんでした。言って聞いているようではダメ」と言い、「視聴者のニーズが変わってきたので、僕らが言っても当たらないと思います。ひょっとしたら僕らが言ったことの裏を張れば当たるのかなと思う(笑)」とコメント。「かつて(先輩の)杉田(成道)さんの裏を張って当てたことがあるので」と告白して笑いを誘い、「逆に言うと、彼らが作って当たっている番組を理解不能なときがあるので、何も言わないほうがいいのかなあという気もします」と笑顔を見せた。

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2016年5月27日のニュース