世界的ジャズピアニスト「プーさん」菊地雅章氏が死去 75歳 

[ 2015年7月8日 10:50 ]

 世界的なジャズピアニストで「プーさん」の愛称で知られた菊地雅章(きくち・まさぶみ)氏が7日までに、米ニューヨーク州の病院で死去した。75歳。肺の疾患で長く闘病していた。家族がフェイスブックで明らかにした。

 1960年代に渡辺貞夫さんのグループや日野皓正さんとの「日野=菊地クインテット」などで演奏し、70年代前半にニューヨークに移った。マイルス・デイビスやエルビン・ジョーンズらとも共演し、世界的に活躍した。代表的なアルバムに「テザード・ムーン」などがある。

 ニューヨーク・タイムズ紙が2012年にインタビューした際には「自分を名手だと思ったことは人生で一度もない」と振り返った。ニューヨークに移住した理由については「(日本のファンに)育ててもらったが、もっと自由になりたかった」と語っていた。(共同)

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2015年7月8日のニュース