ジョー・コッカーさん死去 70歳、映画「愛と青春の旅だち」主題歌

[ 2014年12月24日 05:30 ]

米コロラド州の自宅で、ベランダにトマトを植えながらポーズをとるジョー・コッカーさん=2008年

 AP通信によると、1982年の米映画「愛と青春の旅だち」の主題歌を歌った英ロック歌手ジョー・コッカーさんが22日、米コロラド州で肺がんのため死去した。70歳だった。

 44年、英中部シェフィールド生まれ。60年代、配管工として働きながらパブで音楽活動を始めた。68年にビートルズの「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」のゴスペル風カバーで脚光を浴び、翌69年のウッドストック音楽祭でも披露。力強いハスキーボイスでブルースを歌う姿は世界中に衝撃を与えた。

 共同電によると、一時は酒と麻薬の中毒に陥ったが、妻の助けで復活。82年、米歌手ジェニファー・ウォーンズ(67)とデュエットした「愛と青春の旅だち」が大ヒット。83年にはグラミー賞を受賞、不動の地位を築いた。同曲は、デュエットソングの王道として世界的に浸透し、日本でも結婚式などでよく使われるようになった。

 コッカーさんは、ポール・マッカートニー(72)と長い間交流があった。「ウィズ・ア・リトル…」を作ったポールは「長い間よい友人だった。訃報を聞いて本当に悲しい」とコメントした。同曲のリードボーカルを務めたリンゴ・スター(74)もツイッターで「さようなら」と追悼した。

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2014年12月24日のニュース