意外!ナイター前の仮眠ルーティン 阪神・森下「リフレッシュされる」 小幡「横になるだけで違う」

[ 2024年6月18日 05:15 ]

4日、甲子園球場で森下(左)とともに練習する小幡
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 【松本航亮のトラベルウオッチ】新人虎番記者、松本航亮が阪神に関わる人やもの、裏側を探る「トラベルウオッチ」。第2回のテーマは選手らが試合前に欠かさず取るという「仮眠」。森下、小幡の証言から短時間睡眠の大切さ、寝る前のルーティンを探った。

 森下がふとこぼした言葉が気になった。甲子園のナイター日。「練習が終わったら、早く寝たいんだよね」。選手が試合前に仮眠を取っていることを知った。横から小幡も「みんな寝ているよ」と口をそろえる。同い年の2人に、昼寝事情を教えてもらった。 

 本拠地での試合前練習は午後2時から始まって午後4時に終了。クラブハウスへ引き揚げ、シャワー、軽い食事を終えてから、それぞれ決まった寝床で横になり、試合に備えるのがルーティンだそうだ。ミーティングまでの時間、昼寝ができるのは、せいぜい20分ほど。短時間であっても森下は「パフォーマンスに直結する」と実感している。

 「タイガースの選手は基本的に朝からウエートトレーニングなどで体を動かし、さらに試合前にも練習もする。一度、仮眠を取ることでだいぶリフレッシュされる」

 控え出場が多かった小幡は練習終了の時間が先発組より遅い。たとえ10分しか眠れなくても、仮眠を取ると取らないとでは雲泥の差があるそうだ。

 「寝られなくても、横になるだけで違う。頭をすっきりさせられる。今は寝るのが習慣化している」

 森下から聞いた仮眠のためのルーティンには驚いた。「直前にコーヒーを飲むとすっきり目覚められる」。一般的にコーヒーには眠りの妨げ作用があるカフェインが含まれる。その効果が発揮されるのは飲んでから15~20分後だという。飲用してすぐに眠り、20分後なら、むしろすっきり目覚められる。「コーヒーナップ」と呼ばれる手法だ。メジャー選手を参考に打撃フォームの創意工夫に励むように睡眠にも研究熱心で頭が下がる。

 小幡はタオルやイヤホンで完全遮音する選手が多い中、イヤホンを着けず環境音をBGMにして眠る。「みんなの話し声とか、歩く音を聞きながら寝る方が逆にいい」。森下の天然発言も軽くあしらうクールな小幡らしいと感じた。

 大事な一戦を前に、選手らは仮眠で一度リセットしてグラウンドに向かう。厚生労働省も「昼食後の短時間睡眠」を推奨し、最近はシエスタ(スペインの昼寝の慣習)制度を取り入れる会社も多い。早朝から深夜まで働かされる虎番にもぜひ…と鬼?キャップに提案してみようかな。 

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