ソフトバンク・福岡吉央スペイン語通訳 元スポーツ紙記者でソフトバンクも担当した異色の経歴

[ 2024年6月18日 06:00 ]

元スポーツ紙記者の福岡通訳(撮影・杉浦 友樹)
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 元スポーツ紙記者でソフトバンクも担当していた異色の経歴を持つスタッフがいる。福岡吉央スペイン語通訳(44)は今年で入団3年目。育成の外国人選手に「サングラスをしたままだと失礼にあたる」など気づいたことを助言している。

 94年のサッカーW杯でドイツと対戦したボリビアが気になり、中南米の国々に興味を抱いた。早大時代はリュックサックを背に各国をよく旅した。スポーツ新聞社を17年に退社後、グアテマラでスペイン語を学んだ。メキシコに移り、ロッテなどで投手として活躍し、NPB通算97勝をマークした久保康友の通訳を務めた。野球経験は中学までだが、キャッチボール相手もこなしたという。「硬式球は久保が初めてで、毎週人さし指が腫れていた」と懐かしむ。

 異国での経験で日本と海外それぞれの良さが分かった。「シャンプーなかったらせっけんで洗えばいいじゃんが海外の考え。臨機応変さが日本人よりある」。現地で見て過ごした体験は財産になった。

 現在の夢は担当している選手が1軍で初勝利や初本塁打を挙げる姿を見届けること。「(同じく育成選手の通訳を務める)ゲレーロとこっそりホームに行って試合後に“おめでとう”と言ってあげたい」と、優しさあふれた表情で言った。

 ◇福岡 吉央(ふくおか・よしてる)1979年(昭54)6月20日生まれ、岐阜県各務原市出身の44歳。早大から日刊スポーツに入社。阪神、中日、ソフトバンクを担当。JリーグのC大阪や芸能なども担当し、17年に退社。メキシコでの通訳などを経て、21年はDeNAの通訳。22年から現職。

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