ソフトバンク・山川「何が良かったのか、何でこうなったのか突き詰めたい」 完全復調へ“考える4日間”

[ 2024年6月18日 06:00 ]

ソフトバンク・山川

 復調への答えを導き出し、きっかけとなる1本を放つ。ソフトバンクの山川穂高内野手(32)が、試合のない20日まで4日間をたっぷりと考える時間に充てて完全復調を目指すと語った。本塁打、打点で2冠の成績をマークしているが、5月22日を最後に21試合ノーアーチと当たりが止まっている。トンネルを抜ければ再び量産できる自信はある。過去の映像を分析するなどして、勝負する態勢をつくり打席に立つ。

 交流戦が終わり21日のロッテ戦(北九州)からリーグ戦が再開する。4日間のまとまった時間ができた。

 3度の本塁打王の実績を誇る大砲は「この4日を丸々使って、パ・リーグとの対戦が再開した時に相手とだけ戦える準備をすることが大事。これまでトライしたことを踏まえて、何が良かったのか、何でこうなったのかを突き詰めたい」と復調への思いを口にした。

 最初の2日間はバットを振ることもしない。移動日でも飛行機に乗る前に球場を訪れて打ち込んでいた山川からすれば異例のことだ。その分、映像を見るなどして突き詰めて考える。41本塁打、90打点で2冠に輝いた2022年の準備やルーティンも思い返していくという。

 「何が僕本来の姿なのかを踏まえて考える時は、今年だけではなく膨大な量の映像を見ないといけないと思う。僕以外の人も見ないといけないですし。一昨年は3試合に1発くらいはホームランを打っていた。その時のフォームに戻すわけではなく、その時の準備の仕方や日々の過ごし方。どういうルーティンでやっていたか。それをこの4日は考えると思います」

 ここまで62試合出場で打率・236、12本塁打、48打点。現在も打点、本塁打でリーグの2冠王だ。ただ、交流戦はノーアーチで21試合にわたり代名詞である本塁打が飛び出していない。その間、試行錯誤してきた。「打撃練習から今日はこれ、明日はこれとやっていた。結果が出るまでは仕方がないが、経験上よくない」

 そこをすっきりと整理する。この期間は日々の試合に追われることもない。これまで不振から脱出してきた際の引き出しも持っている。全体練習が行われる24、25日も必要以上に多くを打つことはイメージしていないという。残りの81試合を戦う態勢をしっかりとつくり上げる青写真だ。

 これまでの経験から「1本出れば」との思いもある。幸いにもチームは勝ちを積み重ねている。リーグ戦の再開とともに今度は自らがチームを勝利に導く一発の量産を目指す。(木下 大一)

 《一発で再上昇だ》トンネルから抜ければ再び上昇気流に乗るはずだ。山川は「こういうことは何度もあった。慌てるとかはない。次のホームランが出てくれれば」とも口にした。自身最多の47本塁打を放っている2018年にも10試合以上ノーアーチだった期間が3度あった。「理想は3試合に1発だがホームランは一気に出るものでもあるので」。王球団会長も「本人も悩んでいるようだけど、打つことで抜けていくからね」と期待している。

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