日本ハム万波　笑顔の6000万円増更改「かなり上げていただきました」141安打、74打点で飛躍の1年

＜日本ハム契約更改＞40発打つぞとポーズを決める万波（撮影・高橋　茂夫）
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　日本ハムの万波中正外野手（23）が5日、エスコンフィールド北海道の球団事務所で契約更改交渉を行い、6000万円増の8000万円でサインした。

　金額については「かなり上げていただきました」と6000万円の大幅増にニッコリ。「長い1年だった。11月まで試合して幸せだった。ファイターズでAクラスになって来年は熱い1年を過ごしたい。間違いなく成長したなと思いますし、ベストナインだったり憧れていたところに選んでいただいて、より来年も頑張りたいと思った」と話した。

　高卒5年目の今季は終盤まで本塁打王争いを演じるなど、25本塁打をマーク。初の規定打席にも到達し、141試合に出場して打率・265、141安打、74打点といずれもキャリアハイをマーク。11月にはアジアプロ野球チャンピオンシップの侍ジャパン入りも果たすなど飛躍の1年となった。

　侍ジャパンでの試合については「貴重な経験をできたし、いい時間だったなと思います」と自信を深める場になった。そのうえで、来季に向けては「少し地力が着いたので、今年以上の成績を毎年出せれば。その一歩目を踏み出せた。来年はOPSで900を目指している。まだまだ足りないところがあるので、頑張りたい」と抱負を口にした。

　OPSは「出塁率＋長打率」を合わせたもので、メジャーでは打者の能力を図る指標としても重要視されており、OPS9割は、好打者といえる。

　万波はOPS9割に加えて「ホームラン40本」も目標にし「今まで以上に時間とお金を掛けて、いい練習をして来年のさらなる成長をしたい」と話していた。