日本ハム伊藤　アップ提示でサイン　1億円の大台乗る　来季の開幕投手へ「逆に気が引き締まる」

＜日本ハム契約更改＞来季の目標を書いた色紙と大漁の「しゃけまる」が入ったサンタ靴下を抱えポーズを決める伊藤（撮影・高橋　茂夫）
Photo By スポニチ

　日本ハムの伊藤大海投手（26）が5日、エスコンフィールド北海道の球団事務所で契約更改交渉を行い、年俸8500万円からアップ提示を受け、サインした。

　会見で具体的な金額は語らなかったが、1億円の大台に乗ったことを明かし「夢見ていたところであったので、うれしいですけど、納得のいくシーズンではないので逆に気が引き締まる」と語った。

　今季は3月のWBCに出場した侍ジャパンメンバーとして世界一を経験。シーズンでは規定投球回に達したものの、序盤の不調もあり24試合で7勝10敗、防御率3・46で3年目で初めて2桁勝利を逃した。「しんどいなって思うことはあって、いい壁にぶち当たった。チームも難しいシーズンだったので、同じ時期に悩むことができた。ここから仕切り直したい」とする。

　既に、新庄監督から来季の開幕投手に指名されており、来年3月29日にZOZOマリンスタジアムでロッテとの開幕戦に臨む。実戦初登板は来春キャンプの2月20日ごろを見据えて調整。このオフはエスコンで自主トレを行う予定で「なにかきっかけがほしい。いつも試合前にいられるところでこれだけやったから大丈夫だと思えるようにしたい」と説明。来季の目標には「僕は勝ち星にこだわりたいので、最多勝を目指したい」と意気込んだ。