日本ハム・ドラ5奈良間 “プロ1号”「自分の中でも大きな収穫」

[ 2023年2月17日 06:00 ]

<日本ハム・韓国サムスン>2回3ランを放ち、ホームで仲間に出迎えられる奈良間(右)
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 待望の一発が飛び出した。日本ハムのドラフト5位・奈良間(立正大)が、韓国・サムスンとの2軍戦(国頭)に「8番・三塁」で先発出場。“プロ1号”となる右越え3ランを放つなど3安打3打点、さらに2盗塁も決め、視察した新庄監督の前で猛アピールに成功した。

 「うれしいというか、まあ狙ってはなかったんですけど。風かな」。そう振り返った一打は2回。1死一、二塁で追い込まれながら、逆方向に押っつけた打球は風に乗って右翼席に着弾した。さらに3、8回はともに無死一塁から右前打。逆方向への安打を重ねた裏に、2本のバットを使用した練習がある。

 プロ入り時にヘッドの重いバットと、通常の松本剛モデルのバットを新調。打撃練習で使い分けることでヘッドの走りを確かめ、バットの操作性を上げてきた。「ああいう力感で打つことができたのは自分の中でも大きな収穫」。指揮官から北海道弁の「なまら(とても)」にかけて「なまら君」と呼ばれるルーキー。開幕1軍へ、奈良間の“なまら”アピールは続く。(清藤 駿太)

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2023年2月17日のニュース