エンゼルス・大谷 1年を戦い抜くコンパクト投法 ブルペン投球でカーブ以外の全球種交えて37球

[ 2023年2月17日 02:30 ]

ショートアーム投法で投げる大谷(撮影・光山 貴大)
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 エンゼルス・大谷はキャンプ初日にブルペン投球に臨み、「3つの変化」を披露した。(1)は「ショートアーム」と呼ばれる、コンパクトにしたテイクバック。(2)は従来よりもプレートの一塁側ぎりぎりを踏んでの始動で、(3)は左足を半歩分一塁側に引いた形でのセットポジションだ。カーブ以外の全球種を交えて37球を受けた23歳の有望株捕手オハピーは、「ここで彼の球を1カ月くらい受けているが、彼はさまざまなことに取り組み、その場で調整する能力に優れている」と感嘆の声を上げた。

 (1)は球威が落ちる懸念がある半面、制球力アップや肩肘の負担減少につながるとされる。侍ジャパンで同僚になるダルビッシュも導入するなど、近年のメジャーで主流になっている。(2)は右打者の内角へ食い込む軌道により大きな角度がつくため、ツーシームがさらに威力を発揮する。(3)は、より効率的な体重移動や、マウンドからの見え方、距離感の改善に効果を発揮しそうだ。

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2023年2月17日のニュース