DeNA守護神・山崎が「23年所信表明」。いきなりツーシーム3連投

[ 2023年2月17日 18:44 ]

今キャンプで初めてフリー打撃に登板したDeNA・山崎
Photo By スポニチ

 DeNAの山崎康晃投手が17日、沖縄・宜野湾のA班(1軍)キャンプで初のフリー打撃に登板。森、戸柱相手に25球を投じ安打性の打球3本に封じた。

 いきなり守護神が「23年所信表明」だ。最初の打者の森に初球から「伝家の宝刀」ツーシームを3連投。フリー打撃初登板なら、初球は直球を投じて自身の調子を確認しがち。だが右腕は勝負球を惜しみなく投じ、初球と3球目に空振りを奪った。そして「真っ直ぐでバッターが(タイミングを)はかっているのが見えて外した。あえて実戦に近い形を意識した」と戦闘モードをアピールした。

 昨季は球界最年少の200セーブを達成。名球会入りの250セーブまで残り43となる中で、生き様を初球からぶつけた投球。見届けた三浦監督も「特に問題なし。やってくれないと困る。(守護神は)その予定でいる」と今季も大役を任せることを明言した。
 3月4日の西武とのオープン戦から、本拠地・横浜スタジアムの応援ルールが大幅改正されてファンの「ヤスアキジャンプ」も可能となる。“いつものハマスタ”が戻るシーズンを山崎も心待ち。この日の好調ぶりに「順調に準備ができている」とうなずき、「改めて僕の武器でもある“ヤスアキジャンプ”が帰ってくる。今まで以上に力が入る」と、ハマスタ名物の復活にも思いを馳せた。

 「所信表明」は宜野湾のファンにも響いた。登板終了後には大きな拍手も送られた。「9年もやっていると、相手も僕のボールを分かっている。うまく手玉に取る形で浅いツーシームも投げていきたい」と山崎。その目は南国の太陽に照らされて力強く輝いていた。 (大木 穂高)

続きを表示

2023年2月17日のニュース