ヤクルト・村上「しっかり体つくれた」WBC4番期待の23歳チームメートからの応援も力に

宮崎空港に到着する村上（撮影・平嶋　理子）
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　ここから侍モードへと切り替える。WBCでは4番として期待されるヤクルト・村上は沖縄・浦添キャンプを一足先に打ち上げ「しっかり体をつくれた。まだWBC開幕までもう少しあるので、実戦に近い形で向かっていけたら」と意気込んだ。

　キャンプインからここまで、順調にメニューを消化。第1クールから中堅のスコアボード上部で跳ねて場外へ消える特大弾やスコアボードの液晶画面を破壊する一発も披露した。日を追うごとにスイングも力強さを増し、前日のロッテとの練習試合では佐々木朗と“侍対決”が実現。注目の打席は160キロの直球で空振り三振だったが、ここまで実戦2試合に出場するなど順調に段階を踏んでいる。

　16日は練習前にナインに「全力プレーで頑張ります」と力強く約束し「（同僚から）“テレビの前で応援しています”と言ってもらった。頑張るぞという気持ちになった」と表情を引き締めた。「時間のある限り」と黙々とバットを振り込み、夕方の便でロッテ・佐々木朗らとともに空路で宮崎に移動。到着ロビーでは約400人のファンが待機し、空港職員から手渡された旗を振って出迎えた。

　いよいよスタートする世界一への“旅”。昨季に史上最年少で3冠王に輝いた23歳の侍が、侍ジャパンの得点力の鍵を握っている。（青森　正宣）