ソフトB・野村勇&今宮 城島塾の成果出た 遊撃サバイバルへそろって進化アピール

[ 2023年2月17日 06:30 ]

紅白戦   白組1-0紅組(特別ルール) ( 2023年2月16日    宮崎・アイビー )

紅白戦の4回、中前に適時打を放った今宮は松山コーチとタッチをする(撮影・中村 達也
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 “ジョー流”でヒットを連発。ソフトバンク・野村勇が紅組の「1番・遊撃」で出場し、2打数2安打の活躍。今キャンプ前半に城島健司球団会長付特別アドバイザーから指導を受けた成果を出し、「2本ともバットの先。引っかけずに持っていけたのは良かった」と満足げに話した。

 初回の第1打席は笠谷の145キロ直球を中前へ、3回の第2打席では田上の149キロ直球を右前へ運んだ。昨秋キャンプからボールを引きつける打法に取り組み、城島アドバイザーの指導もうまくかみ合った。腕力に頼らず、センターから右方向へ打ち返した2安打は進化の証だ。

 昨シーズンは球団の新人記録に並ぶ10本塁打をマークした。一方で203打席で64三振を喫し、打率・239と粗さもあった。課題を克服して、狙うは遊撃のレギュラー。城島アドバイザーから「井口(資仁)さんのイメージがある」と素質を高く買われている野村勇は「どんどんアピールしていかないといけない。開幕スタメンを獲れるように」と力を込めた。

 さらに同じ“城島門下生”で、野村勇と遊撃手のレギュラーを争う今宮も負けじと続いた。白組の「2番・遊撃」で出場。4回には鮮やかな中前適時打を放った。野村勇とともに早出で城島アドバイザーの指導を受け「教えてもらったことを継続しながら、いろいろミックスして自分のものにできたら」と手応え。目標の打率3割へ、順調に調整を進めている。(森 寛一)

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