阪神・佐藤輝 祝福のZポーズ!ももクロ高城れに電撃婚に「びっくり」も、推しに届けた侍初安打&初打点

[ 2022年11月7日 05:00 ]

侍ジャパンシリーズ2022   日本代表8―4巨人 ( 2022年11月6日    東京D )

<巨・侍>7回、適時打を放ちポーズを決める佐藤輝 (撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向けた「侍ジャパンシリーズ2022」は6日に巨人との強化試合があり、佐藤輝明内野手(23=阪神)が侍デビューから通算6打席目で初安打を放った。2試合続けて「7番・右翼」で出場。7回無死二塁からの右前適時打で初打点も付いた。近大時代からの“推し”で阪神入団後は激励を受けてきたアイドルグループ「ももいろクローバーZ」の高城れに(29)の電撃結婚に驚きながら、祝福の「Zポーズ」を決めた。

 めでたい日に不発のままでは終われない。佐藤輝が侍ジャパンでついに輝きを放った。7回無死二塁。公式戦では通算3打数無安打、3三振(1死球)に抑えられていた左腕・大江に対し、1ボールから内角高め直球を詰まりながら持ち前の怪力で右前まで運んだ。

 「もう何も考えずに一生懸命振りました。正直ホッとしましたね。打点も付きましたし、凄くうれしかった」

 侍デビューから2試合、通算6打席目で生まれた初安打が、逆転勝利につながる反撃の適時打。現地観戦した父・博信さんと祖父母に勇姿を届けた。ユニホームは日の丸に変わっても登場曲は同じ。衝撃的!?なニュースが舞い込んでも、ももいろクローバーZ「あんた飛ばしすぎ!!」を背に打席へ向かった。

 “推しメン”だった高城れにが同じモノノフ(ももいろクローバーZファンの愛称)の日本ハム・宇佐見との結婚を発表。昨年9月5日に甲子園で始球式を務めた際には「本当に佐藤選手と同じ空気を吸っているんだ!って思って、すごく幸せ」と喜び、今季開幕前には本紙に「去年は6回ほど球場に応援しに行きました」と明かすなど、もはや相思相愛!?とも思われた女神の突然のゴールインだった。

 試合開始直前の円陣では声出しの牧に話題を振られて「秘密ですよ」と苦笑い。源田や西川には「Zポーズ」を向けられた。そして、初安打後は一塁上でポーズを決め、侍ベンチは大盛り上がり。「Zポーズ、みんな言ってくれてたんで。ヒット打てて、できてよかったです」。慶事に花添える一打で祝福した。

 「試合前でびっくりしましたけど。もう、おめでとうございます、というところです。(これからも)応援し続けます」

 右翼守備でも4回に広岡のフェンス際への打球を跳び上がって好捕し、2死二塁では保科の右前打を本塁へストライク送球。二塁走者・大城の突入を阻止した。「低くライナーで投げることができた」。攻守で存在感を示し、次に狙うは村上や同学年の牧が先に放った豪快な一発。「もちろん打ちたい。力負けしないように」。オーストラリアとの残り2試合でのさらなる大暴れを誓った。(阪井 日向)

 《ソフトB・石川も祝福》
 モノノフで知られるソフトバンク・石川がツイッターを更新し「ももクロを推して11年くらい。こんな日が来るとは、私も年をとりましたね。れにちゃん、宇佐見くん、結婚おめでとうございます。感慨深いものがあります」と祝福した。侍ジャパンで同僚の佐藤輝とのツーショット写真も載せ、「満面の笑みでお祝い申し上げます。球界のモノノフたちより」とつづった。

 《生き残りへアピール必要》
 28人が選出される来年3月のWBC本戦で、外野手の枠は今回の強化試合と同様に6人が予想される。今回招集されているのは佐藤輝の他に近本(阪神)、近藤(日本ハム)、塩見(ヤクルト)、西川(広島)、周東(ソフトバンク)。今回外れた柳田(ソフトバンク)、吉田正(オリックス)は東京五輪で主力を担った実績もあって選出が有力で、同じく東京五輪で4番を務めた鈴木(カブス)も選出される可能性がある。特に左打者は有力選手が多く、佐藤輝が本戦でも侍入りするには残り2戦の強化試合でさらなるアピールが必要になる。

続きを表示

この記事のフォト

2022年11月7日のニュース