槙原寛己氏 侍ジャパン「4番・村上」を生かす「3番・牧」の存在感

[ 2022年11月7日 05:00 ]

侍ジャパンシリーズ2022   日本代表8―4巨人 ( 2022年11月6日    東京D )

<巨・侍>4回、安打を放つ牧(撮影・木村 揚輔)
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 【槙原寛己 視点】侍ジャパンの村上はWBC本番でも4番を任されると思うが徹底マークされる。村上を生かすには前後の打者が鍵を握る。日本シリーズでは5番のオスナは好調だったが前を打った山田は不振。村上も不完全燃焼で終わってしまった。

 この2試合、村上の前を打つ3番の牧が存在感を示した。前日は第1打席で一発。この試合も1、2打席目で安打。初見の投手との対決となる国際試合、どんなタイプにも早くアジャストできる打者は貴重だ。村上の2ランの直前にはいい四球で出塁している。パンチ力があり、右打ちもうまい。WBCでいつも感じるのは“1点を取る難しさ”だ。頼りになるのは試合の流れが読めて、泥くさく進塁打も打てる牧のような選手。一塁守備も無難にこなしており、本番で牧が選ばれる可能性は高い。大谷が2番に入るならば“つなぎの3番”として打線のキーマンになると思う。(スポニチ本紙評論家)

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2022年11月7日のニュース