NTT東日本・吉松 公式戦初先発も“ももクロ効果”で4強導く快投

[ 2022年11月7日 20:17 ]

社会人野球日本選手権準々決勝   NTT東日本4─1東京ガス ( 2022年11月7日    京セラD )

<NTT東日本・東京ガス>NTT東日本先発の吉松(撮影・平嶋 理子)
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 NTT東日本のルーキー・吉松塁投手が4回0/3を1失点に抑え、チームを2年連続の準決勝に導いた。ふだんはワンポイントもこなす中継ぎ左腕で、公式戦初先発。練習試合でも4月の日本通運戦で4回1/3を一度投げただけだ。

 大抜てきされたそんな吉松が好投できた要因の一つが、6日に発表された大ファンのももクロ・高城れにと日本ハム・宇佐見真吾の結婚かもしれない。先発を告げられたのが結婚発表があった6日の夕食前で、平野宏監督が「結婚がショックなんだったら交代するぞと言うたのですが、ケロッとしてましたし、“巡ってきたチャンスでありがとうございます”とも返してきましたから」と臆することのない強心臓ぶりを明かした。

 ただ、試合はいきなり連続四球からスタート。押し出し四球で先制点を奪われたが、さらに続いた無死満塁のピンチは抑えて1失点のみで切り抜けたのが大きかった。吉松は「あのピンチは頭が真っ白で何も覚えていません。替えられてしまうかと思いました」と冷や汗をかいたが、「結婚はショックじゃないです。おめでとうです」と推しメンの結婚をむしろ力に変えての好投だった。

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2022年11月7日のニュース