清原和博氏が引退試合の記念球を対戦した杉内氏へ渡す　記念球に書かれた思いに松坂氏も「へぇ～」

松坂大輔氏
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　西武やレッドソックスなどで活躍し、日米通算170勝を挙げた松坂大輔氏（42）が6日夜に自身のYouTube「松坂大輔official YouTube」を更新。西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を放つなど活躍した清原和博氏（55）をゲストに招き、2人で清原氏の引退試合を振り返る場面があった。

　08年10月1日のソフトバンク戦。清原氏は「4番・DH」で出場し、6回には通算2122安打目となる右中間適時二塁打を放った。8回1死からの最後の打席はカウント2ボール2ストライクからの139キロ直球に空振り三振に倒れた。ソフトバンクの杉内俊哉投手（42＝現巨人3軍投手チーフコーチ）は、4打席、18球すべて直球を投じた。

　清原氏は「全球ストレート勝負してくれた。（松坂氏と）同い年やった？松坂世代気合入ってるな。杉内君も球、速かったね。腕はブーンって振るんやけど、そっからブワーってくるようなね」と振り返った。最終打席の三振後に記念球が手渡されたが「打席終わったらボールくれたんやけど、そこに杉内投手って書いて、最高の球ありがとうっていって、杉内投手に渡したんやけどね」と語った。これには松坂投手も「へぇ～」とうらやましそうに次の言葉を待った。

　清原氏は左ひざの手術を受けるなど動ける状態ではなかった。「この時も座薬を入れて痛み止め飲んで、ボルタレン追加、追加しながらね」と語ると、度重なる手術を経験している松坂氏も「それでも痛いんですよね」とうなずくと、清原氏は「それでも痛い。（でも）もう1発ホームラン打ちたい」と執念にも似た思いを口にした。

　引退試合にはイチロー氏がかけつけた。松坂氏は当時レッドソックスでプレーしており、「僕はイチローさんが（清原氏の引退試合に）来たのをニュースで見たんですけど、やっぱり僕も現地で見たかったですね」とうらやましそうに話していた。