明大 春秋連覇!42度目V 中日ドラ2の村松主将「日本一を目指す」

[ 2022年11月7日 05:00 ]

<慶・早>優勝し表彰された村松(左から3人目)ら明大ナイン(撮影・島崎忠彦)
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 早慶戦の2回戦が行われ、早大が9―6で慶大に連勝。早大、慶大と勝ち点4で並んだ明大が、勝率で上回り2季連続42度目の優勝を飾った。明大の春秋連覇は16年以来6年ぶりで、明治神宮大会(18日開幕、神宮)への出場が決定。全日程が終了し、巨人からドラフト2位指名を受けた慶大・萩尾匡也外野手(4年)が戦後16人目の3冠王に輝いた。

 優勝の瞬間はロッカールームで迎えた。ナイター照明の中での閉会式。明大・村松主将は、光り輝く天皇杯を両手でしっかりと受け取り表情を緩めた。

 「他力ではあるんですけど、優勝できて素直にうれしい。支えてくれた周りの方々に感謝したい」

 柳裕也(中日)らを擁した16年以来の春秋連覇。春から2分以上上げたチーム打率・289や、三振と失策が半減するなど田中武宏監督は「春より強いチームができた」と手応えを口にした。今春、右膝手術を受けた村松は「(不安が)なかったと言えばうそになる」と迎えた今秋、完全復活して打率・348でベストナインも獲得。主将としては「1を大事にすること。初回の攻防を意識してきた」とチームで練習を重ね、今季は全12試合中6試合で初回に得点した。

 中日からドラフト2位指名を受けたが、まずは春に達成できなかった日本一を目指す。明治神宮大会に向け「次こそは東京六大学の代表として、日本一を獲りたい」と目標を掲げた。(田中 健人)

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2022年11月7日のニュース