巨人・菅野 村上に初被弾も「いずれは打たれると思っていた」「自分としては納得してます」

[ 2022年9月13日 23:15 ]

セ・リーグ   巨人9―7ヤクルト ( 2022年9月13日    神宮 )

<ヤ・巨>4回、村上にソロを浴びる菅野(撮影・村上 大輔)
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 巨人のエース、菅野智之投手(32)がヤクルト戦(神宮)に先発登板。7回6安打4失点(自責3)で8月23日の中日戦(東京D)以来3試合ぶりとなる今季8勝目をマークした。

 引き分けでも2年連続のV逸が決定する一戦。だが初回、いきなり塩見に対して真ん中に入った146キロ直球を左翼スタンドに運ばれ、先頭打者初球アーチ被弾で先制点を献上した。菅野が初回先頭打者初球アーチを被弾するのは2014年4月16日のヤクルト戦(神宮)で山田に浴びて以来8年ぶり2度目。不安な立ち上がりとなった。

 それでも味方打線が一発攻勢で大量援護した。2回に岡本和の10戦ぶりとなる26号ソロで追いつくと、4回には岡本和の2打席連発となる27号ソロで勝ち越し、ウォーカーも23号ソロ。5回には丸の適時二塁打の後で中田に21号3ランも飛び出した。4回には試合前まで今季対戦打率・111(9打数1安打)&通算対戦打率・216(37打数8安打)で本塁打ゼロだった村上に真ん中高め直球を右翼スタンド上段へ運ばれ54号ソロとされたが、岡本和の適時失策で1点を失った6回はなおも続いた2死二、三塁ではサンタナを外角低めへの151キロ直球で見逃し三振に仕留めてこの回を最少失点で切り抜けた。7回には塩見にこの試合2本目となる16号ソロを浴びたが、直後の8回に味方打線が1点もぎ取り、8―4。8回のマウンドには2番手右腕・鍵谷が上がり、菅野は降板となった。

 試合後、菅野との一問一答は以下の通り。

 ――きょうはどういうアプローチで臨んだか。

 「やっぱりね、セ・リーグで一番いい打線だと思っていますし、僕自身、神宮でヤクルト打線について打たれているので。まあ、ただ長打を怖がって窮屈になる投球はしたくなかったので、とにかくテンポよくストライク先行でっていうのを心がけました」

 ――前日のコメントで先頭打者を抑えることと言っていたがそこが良かったか。

 「うん、本塁打は打たれましたけど、先頭打者出たのも、ソロ本塁打は別として多分もう走者出なかったんじゃないかな?それが良かったんじゃないですかね」

 ――6回はピンチもしっかり抑えた。

 「もうあそこはきょうの一番の分岐点だったと思いますし、自分自身もここ最近いい感覚で流れてる中でああいう勝負どころで三振を取れるとか、前回も9回、一番最後の回も三振で終えられてるので、勝負どころで三振とれてるのはいい感じです」

 ――前回から引き続きコーナーでの制球が良かったが手応えは増してきたか。

 「そうですね、村上に与えた四球も、ノー感じの四球じゃなかったですし、すごくいいイメージで、自分の中でだいぶ指先離れた瞬間の感覚が良くなってきているので、良い感じです」

 ――その村上に対してのアプローチで変えた部分などはあるか。

 「まあ、やっぱり本塁打は打たれちゃったけど、インコースは突いていかないといけないところですし、あそこはちょっとシュートして中入って打たれましたけど、きっちりいってたら結果はどうだったのかなと思う部分はありますし、うん、まあいずれは打たれると思っていたので。でもいい勝負が今日も逃げずに胸と胸を突き合わせて出来ているので、自分としては納得してます」

 ――CSに向けて意気込む部分は。

 「しっかりコンディションだけ整えて粘り強く投げていきたいと思っています」

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