ソフトB 3強独り勝ち!!逆転V撃の今宮「熱男魂でいきました」抹消・松田の思いをバットに込めて

[ 2022年9月13日 04:45 ]

パ・リーグ   ソフトバンク7―5西武 ( 2022年9月12日    ペイペイD )

<ソ・西>ヒーローの今宮(左)と正木は笑顔でポーズ(撮影・岡田 丈靖)
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 独り勝ちだ!ソフトバンクは12日、西武との首位攻防第1ラウンドを7―5で制した。1点を追う3回に今宮健太内野手(31)の2点適時打、アルフレド・デスパイネ外野手(36)の10号2ランで4点を挙げて逆転し、その後も着実に加点。9月初めての2桁10安打と打線が奮起した。チームは首位をキープし、2位の西武、3位のオリックスに1ゲーム差をつけた。

 白熱の首位攻防第1ラウンド。両軍合計21安打の乱打戦で鷹打線が打ち勝った。チームは8月28日の日本ハム戦以来12試合ぶりの2桁安打を記録。ゲーム差なしだった西武に先勝した藤本監督は「本当にしんどいわ。今日の勝ちは本当に大きい。今宮がチャンスで思い切りいってくれた」と逆転した3回の攻撃を称えた。

 劣勢をはね返したのが今宮だった。0―1の3回1死二、三塁。カウント3―0から相手先発・エンスの直球を仕留めた。中前に弾む逆転の2点タイムリー。「3ボールだったけど、ベンチを見たら打てという雰囲気があった。腹をくくっていきました」と笑顔で振り返った。

 新選手会長はお立ち台で「熱男魂でいきました」と話した。8日に登録抹消された松田の思いをバットに込めていた。2軍降格時には「頑張れよ!」と声を掛けられ、大事な場面で燃えずにはいられなかった。「今は1軍にいないけど、松田さんの気持ちはベンチにあると思う。何とかチームが勝てるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

 さらにデスパイネが続いた。3回なおも2死一塁で内角カットボールをさばき、打った瞬間にスタンドインを確信。2年連続2桁となる10号2ランを左翼ポール際に運んだ。4試合、15打席ぶりの安打が貴重な2ランとなり「とにかく自分のスイングをすることだけを考えた。完璧に捉えることができたよ」と喜んだ。

 4回は正木の3号ソロ、7回には川瀬の2点二塁打で効果的に得点を重ねた。チームは2連勝。この日の3強では独り勝ちで、2位の西武、3位・オリックスに1ゲーム差をつけた。この勢いのまま混戦のパ・リーグから抜け出す。(福井 亮太)

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2022年9月13日のニュース