巨人、3連敗で1439日ぶり借金8 エース菅野は村上止めるも…11回に力尽く

[ 2022年8月30日 21:43 ]

セ・リーグ   巨人2-4ヤクルト ( 2022年8月30日    京セラD )

<巨・ヤ>11回、勝ち越しの2点適時三塁打を浴びて降板する今村(撮影・沢田 明徳)
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 巨人は30日、ヤクルト戦(京セラD)で敗れ3連敗。借金が今季ワーストの8となった。借金8は4年前の18年9月21日以来1439日ぶり。先発した菅野智之投手(32)が7回2失点と力投。試合前まで14打席連続出塁中かつ、9打数連続安打中だったヤクルト・村上宗隆内野手(22)の記録は第1打席で止めるも、11回に村上の内野安打を皮切りに2点を失った。

 菅野と村上の直接対決は初回。初球の内角高めの152キロで詰まらせ捕邪飛に抑え、記録更新を許さなかった。試合前まで村上との通算対戦成績は35打数8安打で打率.229。今季も7打数1安打と抑えていた。通算30打数以上対戦している投手の中で村上に本塁打を許していないのは菅野だけだった。

 2回まで奪三振5と快調な滑り出しだった菅野は3回、投手の小沢に初安打を許すと、2死二塁で3番・山田に特大の2ランを浴び先制を許した。しかしその裏、2死一、二塁から2番・坂本の通算414本目の二塁打で1点を返す。

 菅野は気迫の投球で追加点を許さず。村上とは3回、山田に一発浴びた直後の対戦では7球粘られ歩かせたものの、6回の第3打席は外角直球で左飛に抑えた。その後2死満塁のピンチを迎えるも、長岡を左飛に抑えて危機を脱した。

 奮投するエースが報われたのが7回。先頭の代打・中島が通算349本目の二塁打で出塁すると、1死三塁で8番・大城の遊ゴロの間に代走・増田大が生還し同点。続く菅野の打順のところで代打が送られ降板した。

 8回は平内が山田、村上、オスナを3人で抑え、9回は同点で登板の大勢も3人斬り。10回は高梨も3人で抑えたが、11回は今村が村上にボテボテの当たりながら内野安打を許す。青木への死球で2死一、二塁を迎えると、中村が前進守備の左中間を破られ2点を失い万事休す。11回は2番・坂本からの好打順も、マクガフの前に三者凡退に終わった。

 チャンスはつくるも、あと一本が出ず2得点止まり。投打がかみ合わない3連敗に原監督は「なかなか打てないね、打てなかったね。まあピッチャーは頑張ってきていたけどね、まあそういうことでしょうな」と首をかしげた。

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