巨人・戸郷 右腕では桑田以来33年ぶり記録達成なるか?

[ 2022年8月30日 05:30 ]

巨人の戸郷
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 【Weekly Data展望】高卒4年目を迎えた巨人の戸郷はチーム勝ち頭の11勝を挙げ最多勝争いに参戦。9勝に終わった過去2年の悔しさを晴らし初のシーズン2桁勝利達成となった。投球回も139イニングでチーム唯一の規定投球回到達。先発陣の柱として孤軍奮闘の活躍を続けている。

 シーズン規定投球回の143イニングにはあと4イニング。次戦でクリアする可能性が高く、昨年に続く2度目の到達が目前だ。高卒4年目までに2年以上続けて規定投球回に到達すれば19、20年の山本(オ=高卒3、4年目)以来。巨人では左腕の田口(現ヤクルト)が3、4年目の16、17年にマークして以来で、右投手では桑田真澄が2~4年目の87~89年に達成して以来33年ぶりの記録になる。

 また、昨季は規定投球回に到達したものの被本塁打率(9イニング当たりの被本塁打数)1・13、防御率4・27は、ともに到達9投手の中でワースト。今季はここまで被本塁打率が0・58、防御率が2・78と大幅に改善している。なお、2リーグ制後の巨人で高卒4年目までに連続規定投球回到達を果たした過去7投手を見ると、前記の田口、桑田を含め全員が達成初年度から翌年にかけて防御率がダウン。成長途上の昨季は防御率4点台だった戸郷が初の成績アップを果たしそうだ。(記録課・志賀 喜幸)

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