花巻東・麟太郎主将が白星発進「覚悟を決めて走った」新チームの“攻めの姿勢”足で見せた

[ 2022年8月30日 04:00 ]

<花巻東・遠野>3回、適時打を放った花巻東・佐々木麟(右)=撮影・尾崎 有希
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 麟太郎主将が白星発進だ。新チームとなった花巻東が秋季岩手県大会の花巻地区予選1回戦で、遠野に11―1で6回コールド勝ち。新主将となった佐々木麟太郎(2年)は「3番・一塁」で出場し、適時打と隙のない走塁でチームを鼓舞した。

 3回2死二塁から右前に7点目の適時打。一塁を回ると、ボールを持った遊撃手が二塁を離れた隙を突き、二塁を陥れた。「いかなる状況でも“攻めることを忘れてほしくない”と覚悟を決めて走りました」と新チームとして第一歩となる初戦で、チームメートへ自身の姿勢を伝えるプレー。1安打2打点2四球で大勝に貢献も「課題が出た中でどう磨きをかけていくかが大事」と引き締めた。

 今夏は岩手大会準決勝で敗退。甲子園では仙台育英(宮城)が東北勢初の全国制覇を成し遂げ「門を開けてくださった。東北として波に乗っていければ」と刺激を受けた。新チームの練習試合では9本塁打と量産。高校通算本塁打を83とし、大阪桐蔭・中村剛也(西武)らに並んだ。

 「自分の結果よりもチームが勝つために命をささげたい」と佐々木麟。父・佐々木洋監督と新主将の「父子鷹」で「岩手から日本一」の夢を追う。(柳内 遼平)

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