西武・辻監督 「清宮、石井は嫌な予感がした」と先発の高橋を8回途中1失点で降板させた理由明かす

[ 2022年8月30日 21:43 ]

パ・リーグ   西武3-1日本ハム ( 2022年8月30日    ベルーナD )

辻監督(撮影・岡田 丈靖)
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 西武は森が1―1の4回に史上306人目のプロ通算100号となる6号ソロで勝ち越して2連勝を飾った。投げては先発の高橋が8回途中1失点の好投で今季9勝目を飾った。この勝利で8月23日以来の首位返り咲きとなった。

 球団通算5001勝目となった試合について辻監督は「最後はヒヤヒヤとしました。2点あったので1点は取られてもいいという気持ちで選手を信じました」と9回に1死二、三塁のピンチを振り返った。

 打線についても「今日は、大量得点は見込めず苦しい戦いになると思ってました。2回に2アウトから栗山、鈴木の連続二塁打で先制できたのはよかったです」と話し、1―1の4回に森、呉念庭の1発で勝ち越しに成功。「あの2発で勝ったもんですから」と笑った。

 「友哉は技術を持ってますよね。フォークをあそこまで飛ばすんですから」と森を称賛して、「キャッチャーというポジションはホントにキツイと思います。ただ、やりがいもあると思いますし、責任感を持ってやってくれてると思います。打つ方は打つ方で“しっかり切り替えてやりなさい”といつも言ってるので、打つ方でも中心選手なのでこういう活躍してくれると嬉しいですね」とプロ通算100号を祝福した。

 そして呉念庭の1発も「あの高さの真っ直ぐをあそこに打てるようになったら調子が上がってきた証拠だと思います。素晴らしかったです」と称えた。

 先発の高橋を8回途中1失点で降板させた。「もし、光成が1アウトを取って清宮をランナーに出して公文に渡すのは嫌だなと思ってました。ここは決断として清宮、石井は嫌な予感がしたのでピッチングコーチに“代えてくれ”と言いました」と8回途中で交代させた理由を明かした。

 8月23日以来の首位返り咲きとなったが「ライオンズの方が負け数も多いので、まだまだ試合数が残っているソフトバンクさんは勝つと思っているので気にしてないです。1試合、1試合を戦っていくだけです」とリーグ優勝へ意気込んだ。

 31日の先発はルーキーの隅田が久々に登板予定。「今日ブルペンで会った時に“一生懸命投げろや”と言ってあります。今日も勝ったのでリラックスして楽しんで投げなさいと言いたいと思います」とコメントした。

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2022年8月30日のニュース