大谷翔平 29号決勝弾含む4打数2安打 MVP争うジャッジも50号、アーチ競演 チームは4連勝

[ 2022年8月30日 13:38 ]

ア・リーグ   エンゼルス4ー3ヤンキース ( 2022年8月29日    アナハイム )

第3打席で29号2ランを放った大谷翔平。地元ファンの大歓声の中、ダイヤモンドを悠然と駆ける(ロイター)

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は29日(日本時間30日)、本拠地アナハイムで行われたヤンキース戦に「3番・DH」で先発出場。5回に29号の決勝2ランを放つなど4打数2安打。MVP争いのライバルと目されるヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)も50号ソロを放ち、“競演”が多くの注目を集めた。両軍計5発が飛び出す本塁打合戦となる中、チームは4-3でヤンキースを下し、4連勝を飾った。

 第1打席は併殺打、第2打席は空振り三振。5回の第3打席ではヤンキース先発の右腕・モンタスの投球をとらえて右中間へ29号2ランを放ち、日本選手初となる30号に王手をかけた。モンタスは今季途中にアスレチックスから移籍。大谷は通算対戦成績が打率・429、3発9打点と好相性だった。第4打席は1点リードの8回。左腕・リットキーの投球をとらえた打球は一塁後方への痛烈なゴロになった。それでも大谷は全力疾走。ベースカバーに入ったリットキーと競争となり、間一髪でセーフとなった。

 MVP争い最大のライバルとされるヤンキースのアーロン・ジャッジは「2番・中堅」で先発出場。昨季ア・リーグMVPの大谷との直接対決にも大きな注目が集まり、8回には自身2度目の50号ソロを放った。複数シーズンで50発に到達するのは史上10人目。アナハイムにも多くのヤンキースファンが駆けつけ、4万人超の観衆からは大歓声が起きた。

 以下、大谷との一問一答。

 ――モンタス投手か低いスプリットを本塁打にした。どう打ったか。
 「素晴らしい投手なのでスプリットも素晴らしいボールですし、ただ今日は数多く見ることができたので、たまたま最後に良い形になったかなと思います」

 ――1年前に満票でア・リーグMVPに輝き、どういうモチベーションで現在プレーしているか。
 「モチベーションはやっぱり勝ちたいなっていう気持ちで。今チームはなかなかトータルで見たら厳しい状況ですけど、最近はいい勝ち方が多いので、もっともっといい勝ちを積み重ねられるように頑張っていきたいなと思っています」。

 ――大観衆が集まり、ジャッジ選手が本塁打を打った。こういったエキサイティングな試合でプレーする喜びは。
 「見る分には楽しいですし、お客さんもたくさん入ってくれて、選手としてはやりがいのある試合だと思っているので。明日、明後日と勝てるように頑張っていきたい」

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